- FXでチャートが逆に動く理由って?
- どうしたら逆にいかないようにする?
- 逆行したら損切りができない…
といった風に、チャートが逆行してしまった時に身動きが取れず、損失を許容してしまうことはあるのではないでしょうか。
実際にFXでポジションを取ると、そこから狙ったように逆行することが多々ありますよね。
そこで今回は、FX初心者に向けて、「FXでチャートが逆に動く理由と対処方法」について詳しく解説していきます。
本記事を読めば、FXトレードでやってはいけないマズイ行動を理解できるでしょう。
では早速ですがまいりましょう!
簡単に読む目次
FXでチャートが逆に動く理由とは?
❶ 不明確なところでエントリーしている
FXでチャートが逆行してしまう理由は、方向感の無いレンジ相場でエントリーしているのかもしれません。
特に数pips範囲内で、上下にレクタングル(長方形)を形成しながらチャートが動いていると、勘や直感でエントリーしてしまうことに繋がります。
レクタングル(長方形)とは↓
このように、一定の範囲内で上下を繰り返していると、どっちに抜けるか分からないため非常に難しい相場になります。
ですので、分からない相場の場合は無茶にエントリーするのではなく、「待ってチャンスの時だけトレードする」というルールを敷くことが大切です。
ポイントはトレンドが出ている時にトレードすることです。そこでオススメなのがトレンドフォロー 手法です。
上昇トレンド・下降トレンドに素直に追っていき、押し目買い・戻し売りでトレードすることをオススメします。
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❷ ファンダメンタルズが影響している
ファンダメンタルズとは?
ファンダメンタルズとは、国や企業などの経済状態を示す指標です。
経済成長率、物価上昇率、財政収支など、ファンダメンタルズをもとに株価や為替の値動きを予測します。
FXでチャートが逆に動く理由は、ファンダメンタルズが強く影響している可能性が高いです。
例えば、
- 米消費者物価指数
- 米雇用統計
- FOMC
- 要人発言
- 米中貿易摩擦
- プレグジット
- 朝鮮問題
- ロンドンフィキシング
などが代表例です。
ファンダメンタルズは何か一つの事象によって大きく値が動きます。
この場合、市場参加者は相場が読めないため、損切りを忘れずに不足の事態に対処することが大切です。
FXは一度のエントリーで、チャートが逆行し大きな損が出る確率が高いので要注意。
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❸ マルチタイムフレーム分析ができていない
マルチタイムフレーム分析とは?
異なる時間軸のチャートを眺め、相場状況やトレンドを把握した上でエントリーポイントを探す分析方法です。
FXでチャートが逆に動く理由は、環境認識が出来ていないからこそ判断を見誤ることが多いです。
そして、その判断が間違っていることを受け入れられないから、損切りができず損失額が膨らんでしまうのです。
「また戻ってくるだろう…この前も戻ってきたし…」その淡い期待が、大きな損失を被ってしまいます。
これは主観的にチャートを見ており、感情的になっている証拠。
相場はあなたの都合でチャートは動かないので、損切りラインを決めたらそれ通りに損を確定させることが大切です。
そうしうないと、永遠にエントリーしたポジションに戻ってこないこともあるので注意しなければいけません。
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❹ 自分の実力不足が挙げられる
FXでエントリーした直後にチャートが逆に動く理由は、シンプルに自分の実力不足が挙げられます。
なぜなら、誰かがチャートを操作している訳ではないですし、皆同じ画面を見ているからです。
「またチャートが逆行してしまった…」という時は、一度自身のトレードを振り返ってみて、改善策を練るようにしましょう。
❺ 期待値の低いところでエントリーしている
FXでエントリーした直後にチャートが逆に動く理由は、期待値の低いところでエントリーしている可能性が高いです。
というのも、「チャートが逆行してしまった」というのは、自分のイメージとは逆のことが起こっています。
そして、その大きな原因は、欲に負けてエントリーしてしまい、感情のコントロールができていない証拠です。
例えば、いつもとは違うところでトレードしてしまったり、「これはイケるだろう」というノリでエントリーしてしまう。
はたまた、ノルマを敷いていたり、他のトレーダーの情報を鵜呑みにして、勢いでエントリーしてしまうなどなど。
このような原因から、FXでエントリーした直後にチャートが逆に動いてしまうのです。
FXでチャートが逆に動いた時の対処方法
予測が外れた時のシナリオ作り
FXは基本的に「上がるか?」「下がるか?」だけですが、どっちの方向へ進むか分からないのが実際のところ。
なので、エントリーする前に“もしも”のことを考え、予測が外れた時のシナリオを考えておくことが大切です。
例えば、
- 損切り額は〇〇円で切る
- 利確は〇〇pipsにする
- 指値・逆指値を入れる
- 勝率の高い時間にトレードする
- ニューヨーク時間はやらない
など、FXは状況に応じた対応が一番大切なので、利確ライン、損切りラインを前もって決めておきましょう。
感情トレードをしない
FXでチャートが逆に動いてしまう時の対処法は、勘や直感に頼らず、感情トレードを一切やらないと決めることです。
なぜなら、相場には100%はないので、値ごろ感でトレードしてしまうと損する確率が高くなるからです。
なので、一度のエントリーに慎重になり、少しでも「稼ぎたい」などの感情が揺らいでしまったら注意しなければいけません。
自分の都合で相場は変わりませんから、無茶にトレードをしないようにしましょう。
それに仮にエントリーした瞬間に逆行したとしても、冷静に損切りできるので、上手に感情をコントロールすることが大切です。
逆行の理由探しをしない
FXでチャートが逆に動いてしまった時は、決して逆行した理由探しをしてはいけません。
なぜなら、損切りを遅らせるだけだからです。
例えば、仮にもしもあなたが、逆行した理由が見つからなければ、あなたは何をしますか?
勝手に「この逆行はおかしい…」と決め付け、お祈りトレードをしてしまうと、一発で全ての資金を溶かしてしまうかもしれません。
これらの要因は、あなたのメンタルと優柔不断な性格が大きな原因です。
なので、逆行してしまったら理由を探すのではなく、前もって損切りラインを決めたところで損切りすることが大切です。
機械的にトレードをする
もしもFXでチャートが逆行したら、機械的に損切りすることが大切です。
なぜなら、相場は自分都合で動きませんし、疑問を持ってしまった瞬間に他の市場参加者にやられてしまうからです。
相場に感情を持ち込んでしまうと、チャンスでもないところでエントリーしてしまいボコボコにやられてしまいます。
なので、FXトレードの最中は感情的にならず、機械的にエントリーし、機械的に利確・損切りするようにしましょう。
まとめ:FXでチャートが逆に動く理由
FXでチャートが逆に動くのは普通です。
ですが、FX初心者は逆にチャートが動くと、その理由をいちいち探しがちです。
ただ、逆にチャートが動くと、現実を受け入れられず、いつもとは違った行動をとってしまうのが人間です。
すると、一瞬で大きな資金を溶かしてしまったり、お祈りトレードになってしまうので要注意。
では、改めてまとめをお伝えします。
FXでチャートが逆に動く理由
- 不明確なところでエントリーしない
- ファンダメンタルズが影響している
- 環境認識ができていない
- 自分の実力不足が原因
- 期待値が低いところでトレードしている
- 予測が外れた時のシナリオ作り
- 感情トレードをしない
- 逆行の理由を探さない
- 感情トレードをしない
- 機械的にトレードしない
もしも次回エントリーしたタイミングで、逆行してしまったとしても、対処法を把握しておけば大丈夫です。
そして、逆行しても損失許容額の範囲以内ならポジションを持ち続け、損切りラインを超えたらしっかり損切りしましょう。
なぜなら、相場から退場する人は、いつの時代も損切りできない人だからです。
何事もコツコツが勝つコツですから、一発ドカンではなく、勝ち続けるトレーダーになれるように努力することが大切です。
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