- FXで失敗する人の特徴って?
- どんな人が失敗しちゃうの?
- 逆に上手くいく人の特徴は?
こんな風に、FXを始めたい気持ちはあるものの、「FXで失敗する人」「成功する人」の特徴を知ってから始めたい方は多いのではないでしょうか。
やはり何事もうまくいかない人、うまくいく人の特徴や傾向はあるので、FXに挑戦するならしっかりと把握して反面教師にすることが大切です。
そこで今回は、FXで失敗する人の特徴を把握して、「成功されているトレーダーを真似ることの大切さ」について解説していきます。
本記事を読めば、失敗を成功の元と考えるためのマインド、FXに対しての向き合い方などを学べます。
ではまずは、FXで失敗する人の特徴について紹介していきます!
FXで失敗する人の7つの特徴とは?
❶ FXに聖杯があると信じている
FXで失敗する人の特徴は、「絶対に稼げる手法がある」「聖杯は必ずある」と信じてやまない人です。
ネット上にはトレード手法を販売する人が多くおり、それを信じてしまう方が沢山いらっしゃいます。
そのため、「この人の言うことをやれば稼げるんだ」と思い込み、高額な情報商材を購入しカモられてしまうのです。
FXは一人でやるものです。他人の声を聞いてしまう方は、手法迷子に陥っている場合があるので要注意。
人それぞれ自分にマッチしたトレード手法は必ずあるので、他人の手法を真似しても稼げないことを把握しましょう。
❷ 根拠のないトレードをしてしまう
FXで失敗する人の特徴は、上がるだろう下がるだろうという直感でトレードをしている可能性が高いです。
このタイプは、自分の手法が確立されておらず、何の根拠や優位性も無くFXをされている場合が挙げられます。
FXの根拠や優位性を見つけるには、何度もトレードを重ね、「こうなったらこうなる」という規則性を見つけることです。
すると、「自分はこのインジケーターを使って、チャートが〇〇になったら稼げるんだ」と理解できるようになるのです。
なので、まずはFXトレードの経験値を増やすと同時に、何度も検証を重ねて試行錯誤をすることが大切です。
❸ 情報に振り回されている
FXで失敗する人の特徴は、ツイッターやネット上の記事やニュース、つぶやきを見て惑わされている人が挙げれます。
例えば、アナリストや有名なトレーダー達が「短期的には上がるかもしれない」という投稿をツイッターで見たとします。
それを信じ「じゃあ、ここで買いを入れてみよう」とエントリーすると、チャートが下がり、後々「自分を信じればよかった…」なんてこともあります。
FXの情報というのは、人それぞれの状況や捉え方があるので、参考にしてはいけません。
なぜなら、その人によっての資金量、トレードスタイル、レバレッジなどが異なるからです。
スキャルピングをメインにされている方なら、短期的に下がるとなれば売りを入れてもいいかもしれませんが、スイングトレーダーの場合は異なるかもしれません。
なので、ツイッターなどの情報を参考にせず、自分を信じてトレードをすることがFXで勝つコツであり、稼げる秘訣なのです。
❹ 自動売買を盲信している
FXで失敗する人の特徴は、自動売買やシステムトレード、シグナル配信などを信用してしまう人が挙げられます。
自動売買・システムトレードとは?
自動売買とは人間ではなく機械が取引するトレードです。
例えば、「毎日16時にドル円を買いたい」と思えば、自動的に機械が取引してくれます。
(自動売買は「システムトレード」や「シストレ」とも呼ばれています)
機械が取引してくれるというと、聞こえが良いですが、自動売買プログラムは急なチャートの動きに対応できません。
つまり、あらゆる相場でマルチに働くような、AIのようなプログラムは存在しないのです。
ですが、FX初心者の中には自動売買を信じてしまい、高額な情報商材を購入してしまったり、大きな損失を被る場合があるのです。
先述でもお伝えしましたが、「自動で楽して稼げる方法は無い」「FXには絶対に稼げる方法は無い」と考えることが大切なのです。
❺ 損切りができない
FXで失敗する人の特徴は、損失が膨らんでいるのに「待っていれば下がるだろう、上がるだろう」と、どんどん損失が増え損切りができない人が挙げられます。
そもそも、損切りができないというのは、自分との約束を守れないのと一緒です。
自分が決めた損切りラインを守れなければ資金を溶かしてしまい、すぐにマーケットから退場してしまいます。
実際に勝っているトレーダーは1割と言われており、残りの9割の人はFXを始めて数ヶ月で辞めてしまうと言われています。
「あの時自分が決めた損切りラインを守っていればよかった…」と後悔してしないためにも、しっかりと損切りを徹底することがFXで勝てるようになるコツです。
❻ トレードルールを守れない
FXで失敗する人の特徴は、「自分が決めたトレードルールが無い」もしくは、「トレードルールを破っている」ケースが挙げられます。
トレードルールとは?
自分がトレード経験を重ねて掴んだ独自のルールのことを言います。
ルールを決めていれば、どの時間帯でどの通貨を取引するのか?どのインジケーターを利用するのか?
エントリーする際の判断基準になります。
FXで失敗してしまう人は、何となくエントリーして負けることが多く、トレードルールそのものが無かったりします。
ルールが無いと過去のトレード検証ができない上に、何がダメで何が良かったのか?とPDCAを回すこともできません。
なので、FXで失敗したく無いと考えているなら、しっかりとトレードスタイルを確立させて検証を行うことが大切です。
❼ 精神的に不安定
FXで失敗する人の特徴は、精神的に不安定で感情的なトレードをしているケースが挙げられます。
というのも、相場に感情を持ち込んでしまうと、冷静な判断ができず滅茶苦茶なトレードをしてしまうからです。
つまり、チャートはまるで人間の心電図のようなものなのです。
ちょっとした感情の起伏でミスを犯してしまう確率が高まるので、精神的に安定していない時はトレードを控えましょう。
なので、FXトレードでお金を稼ぐには、日々のルーティンを大切にしながら、自分の感情を上手にコントールしましょう。
FXで失敗しないための4つの対策方法とは?
❶ 合理的なトレードを心掛ける
FXで失敗してしまう原因は、感情などに惑わされ非合理なトレードをしてしまうことです。
これを反面教師として考え、感情に騙されずに合理的なトレードをすることを心掛けることが大切です。
合理的なトレードとは、「ここのラインに触れたらエントリーしよう」「ここでエントリーしてブレイクを狙おう」といったイメージです。
まるで機械のように感情を一切介入させずトレードをすることが、FXで失敗しないための対策方法の一つです。
❷ 無理な取引をしない
FXで失敗しないためには、無茶なトレードはせずコツコツトレードを意識することです。
というのも、FXは損を出すことは簡単ですが、利益を出すことは難しいのが実際のところです。
なぜなら、利益が少し乗ればすぐに利確してしまい、一方で損が出れば「また戻ってくる、待っとこう」と考えてしまうからです。
なので、ある一定の利益が出てきたら欲張らず利確しちゃいましょう。
また、損失が出ているなら損切りラインを守り、機械のように損を確定させることがFXで稼ぐコツであり勝つ秘訣でもあります。
❸ 出口戦略を考えてからエントリーする
FXで失敗しないためには、エントリーする前に出口戦略を考えてからトレードすることです。
失敗する多くの人は、「ここはチャンスだから、とりあえずエントリーして、その後のチャートの動きで考えればいいや」と思いがちです。
このような何の戦略もない直感トレードは、損失に繋がる確率が高まるので、利確や損切りする戦略を考えてからトレードをしましょう。
ポイントは、「ここからここまでチャートが動くから、この値幅(pips)を取ろう」と考え、損切りの逆指値も考えてエントリーするのです。
出口戦略がなくトレードをしていると、思わぬチャートの動きをすると慌ててしまうため、FXで失敗しないためには出口戦略を決めてトレードしましょう。
❹ 資金量にあったポジションを取る
FXで失敗しないためには、資金量に見合ったポジジョンを持つことは、リスク管理の一つでもあります。
なぜなら、資金量に見合ったポジションを取らないと、あっという間に資金がショートしてしまうからです。
例えば、あなたが資金量100万円でFXを始めたとします。
そこでレバレッジが10倍でポジションを何十個も持ってしまえば、身動きが取れなくなってしまうのです。
つまり、証拠金やロット、ポジション数を間違えると、「ポジションを取り過ぎてロスカット」なんてことも考えられます。
なので、資金が少ない人であれば、あまりポジション数を増やさず、ロットやレバレッジを抑えてトレードすることが大切です。
FXで上手くいく人の5つの特徴とは?
❶ 根拠を持ってトレードしてる
FXで稼げている人は、根拠を持ってトレードをしています。
例えば、
- エントリー後に逆行するか?
- 直近の高値はどこなのか?
- 直近の安値はどこなのか?
- サポートラインはどこか?
- レジスタンスラインはどこか?
- トレンドラインはどこか?
こんな風に、エントリーする前の根拠や優位性として考えトレードしています。
特に抵抗線は多くのトレーダーが意識するポイントなので、とっても重要な指標です。
何時間足でチェックするのか?どの抵抗線を意識するか?は人それぞれ異なりますが、根拠が多ければ多いほど勝てる確率が高まります。
❷ 独自のトレードスタイルがある
FXで稼げている人は、自分なりの独自のトレード手法やスタイルが確立されています。
つまり、
- スキャルピング手法
- デイトレード手法
- スイングトレード手法
など、様々なトレードを試し、自分にマッチした手法を見つけ、それに注力しています。
なので、まずFX初心者は、色々なトレードスタイルを試して適性に合った手法を探してみましょう。
そうすれば、徐々に勝てるトレーダーになれるので、まずは自分を知ることから始めてみてください。
❸ 資金管理やリスク管理を徹底している
FXで稼げている人は、毎回FXで勝てるとは思っておらず、そのためにリスク管理を徹底しています。
例えば、証拠金が100万円あるとします。
1度のトレードで20万円、30万円と負けてしまえば、資金を簡単に溶かしてしまう可能性があります。
一方で1度のトレードで2万円、3万円と負ければ、何度もFXにチャレンジできるため勝てる確率が高まるのです。
つまり、FXトレードで稼ぐためには、何度も何度もトレードを重ね、試行回数を増やすことが勝つコツです。
❹ 自分のことを信じている
FXで稼げている人は、自分のことを信じているという特徴があります。
このタイプは、思ったようなトレードが出来なかったときポジティブに考えられます。
例えば、損切りをしても「この損切りは次のチャンスを掴む糧」「損切りは自分が成長するための勉強代」などと考えられます。
つまり、一般的に失敗だと思われていることも、うまくいっているトレーダーは失敗の捉え方が違うのです。
信頼度の高い人は、いつでもポジティブに考えられるので、自分の失敗を肯定でき、それをチャンスとして活かすことができるのです。
❺ レバレッジを抑えてトレードしている
FXで稼げている人は、低レバレッジでコツコツトレードを意識して、毎月の資金を1円でも多く増やされています。
一方でFX初心者は、大きな利益を狙って、なかなか利益を上げられずに退場していく方が沢山いるのが現実です…。
ですが、稼げているトレーダーは、コツコツ毎日少額でも利益を上げていらっしゃいます。
ちなみに、億トレーダーと言われる方も、コツコツトレードを意識して徐々に資産を構築されています。
つまり損を小さく利益を大きくする、「損小利大」を徹底しているのです。
まずは初心者は低レバレッジ・少額資金からトレードを始め、焦って資金を増やそうと思わずコツコツいきましょう。
まとめ:FXで失敗する人の特徴を理解し反面教師にしよう
FX初心者は、
- 「利益を出したい」
- 「お金を稼ぎたい」
- 「早くお金持ちになりたい」
という気持ちが強いですが、一番大切なのは「いかに損をしないか」がポイントです。
かの有名な伝説の投資家ジョージ・ソロスの言葉で、「まず生き残れ。 儲けるのはその後だ。」という相場格言があります。
つまりまずは、「生き残ることに徹する」ことが大切なのです。
相場の世界では、9割が負けると言われているので、まずは負けないことに徹して生き残る。
そして、FXに慣れてきたら「どうすれば利益を増やせるのか?」「どうすれば勝てるようになるのか?」を考える。
次に試行錯誤して自分にマッチしたトレードスタイルを見つけ、淡々と利益を積み重ねていく。
これを人間の感情抜きで機械的にトレードをすることこそが、相場で生き残る秘訣であり勝ち組トレーダーになるコツでもあります。
この機会にFXで失敗する人の特徴を理解し、反面教師として捉えながら、徐々にトレードの精度を上げていく“きっかけ”にしてください。