FXで影響を受ける認知バイアスとは?ルール通り機械的にトレードするべき理由

  • FXの確証バイアスとは?
  • 自分が負けてしまう原因とは?
  • 自分の思考の癖を知りたい!

こんな風に、FXトレードで影響を受ける確証バイアスについて、詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか。

特にFXトレードは繊細なお仕事なので、自分の思考の癖が原因で負けてしまうケースが大半です。

そのため、自分の脳に原因があるにも関わらず、ついトレード手法に原因があると思い込んでしまう方も少なくないのです。

FXトレードは、悪いバイアスがかかってしまうと、トレードで勝てるようにはなれません。

そして、厄介なことに認知バイアスは自分で気付くことができないので、日々意識しておくことが非常に大切になります。

そこで今回は、FXでかかる認知バイアスの特徴や種類、対策方法について紹介しますので、この機会に参考にしてくださいね。

では早速ですがまいりましょう!

FXで影響を受ける認知バイアスを理解し感情をコントロールしよう

まず認知バイアスについての、基本的な知識を把握しましょう。

認知バイアスとは、偏った思い込みを信じ選択してしまう心理現象です。

常に大衆と同じ意見だと思い込む「偽の合意効果」や、「自分は大丈夫だろう」と思う思考の癖のことを指します。

とはいえ、認知バイアスを理解したとしても、FXトレードで勝てるようになる訳ではありません。

ですが、認知バイアスを理解することで、FXで負けない行動ができるようになるので、理解しているのとしていないのでは雲泥の差があります。

FXトレードで勝てないと悩みを抱えている方は、もしかしたら認知バイアスの罠にハマっているのかもしれません。

しかし、認知バイアスの存在に気がつくことができれば、負け数よりも勝ち数が自然と増えてくるようになります。

まずはじめの第一歩として、認知バイアスを知ることが非常に重要になります。

すると、トレードをするたびにバイアスを意識するようになるので、冷静にチャートを見ることができ、無茶なトレードを控えるようになります。

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2021年2月18日

FXで影響を受ける12個の認知バイアス

1. 確証バイアス

確証バイアスとは、仮説や検証する際にその物事に関する情報ばかり集め、反証する情報を集めない、もしくは無意識に無視している状態のことです。

例えば、FXトレードでは、ドル円の現在のレートで“買いたい”と思った時に、上がれば利益、下がれば損失です。

ですが、人間は“買いたい”と思った瞬間から、チャートが上に上がる情報だけを探し、チャートが下がる情報を受け入れられなくなってしまうのです。

そうすると、現在のレートで買って下がってしまうと、なかなか現実を受け入れられず、損切りできずに損失が膨らんでしまうのです。

確証バイアス:ポイント

確証バイアスは時に諸刃の剣になり得るので、“買いたい”と思ったら、上に上がる要素、下がる要素、どちらも見て判断することが非常に大切です。

一番オススメなのは、買いたい、売りたいと思わず、まずはチャートから分析し「買いと売りどちらの優位性が高いのか?」を判断することです。

FXトレードで勝つには、いかにギャンブル要素を減らし、人間の感情を介入させないかが継続的に勝てるようになる秘訣です。

2. 正常性バイアス

正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視し、「今回は大丈夫だろう」とリスクを過小評価してしまうことです。

特に為替相場においては、暴落は滅多に起こらないため、「損失が膨らんでいるけど、大丈夫っしょ」と思ってしまうものです。

実際にリーマンショック、ITバブル崩壊、コロナショック、仮想通貨バブルなどは、数年に1度あるか無いか程度なので、このように思ってしまうのはしょうがないことです。

とはいえ、異常事態は一瞬のうちに起こるため、正常性バイアスがかかっていると、いつか大損をこいてしまいます。

正常性バイアス:ポイント

「自分は今まで勝ってきたから大丈夫」と慢心せず、自分にとって良い情報、悪い情報を加味し、その上でトレーディングするようにしましょう。

本当に多くのトレーダーはリスクに対して過小評価し過ぎです。

FXトレードの世界では、小さなミスが大きな過ちを引き起こす確率が非常に高いです。

なので、「自分は大丈夫」という思い込み(確証性バイアス)は捨て、常に危機感を抱きながらも、表と裏の両面を見て判断することが大切です。

3. 情報バイアス

情報バイアスとは、ある一つの情報に対して執着したり、異なった解釈をしてしまい、偏った結果が出てしまうことを言います。

この情報バイアスは、常識・道徳・前例・先入観・慣習などを根拠にし、その情報から下した自分の解釈こそが正しいと正当化してしまうのです。

例えば、FXトレーダーの場合、あるの一つの情報に対し、自分は買いと判断する一方で別のトレーダーは売りを選択します。

これは買いと思い込んでいるトレーダー。売りと思い込んでいるトレーダーがおり、それぞれ自分が正しいと判断します。

様々な情報を取り入れると人間は安心感を抱くきますが、反対に誤った判断をしてしまい、結果的に損してしまうケースもあります。

情報バイアス:ポイント

FXトレードで勝つためには、情報の量は一切関係ありません。

SNSやGoogleなどで、大量の情報をインプットできますが、人それぞれ解釈は異なるため正しくもあり間違いにも繋がります。

特にトレードの世界では、情報が多ければ多いほど有利になると勘違いしやすいです。

様々な情報を精査するのは非常に困難なので、最終的には自分自身の目利き力を鍛えなければトレードで勝てるようになりません。

インターネットを見まくっているにも関わらず、勝てないという方は注意しましょう。

4. 自制バイアス

自制バイアスとは、「自分の感情や欲望を上手にコントロールできるから、ミスはしないだろう」と自制心を過信してしまうことです。

わたし達は、つい自分自身の感情をコントロールできると思いがちです。

あなたも次のようなことを思った経験はしたことがあるのではないでしょうか?

  • 自分は人よりも勉強してるから大丈夫
  • まだまだ本気が出せていないだけだ
  • 今回はミスしたけど、たまたまだろう
  • トレードしてる経験があるから大丈夫
  • トレードルールは完璧なんだけどな…

このように思ってしまうのは、自制心バイアスが掛かっている証拠です。

この自制心バイアスは、今の現状の問題から目を背け、感情をコントロールできないのと同じです。

自制心バイアス:ポイント

自制心バイアスは、トレードをしていると様々なところで影響を受けます。

例えば、損切りしないで負けを受け入れず、「前は取ってきたから、今回も戻ってくるだろう」という意識。

「今日はあと3万円稼ぎたい。もう一回トレードしよう」とチャンスが無いにも関わらずエントリーしてしまう意識など。

自制心バイアスは意識していないと、無意識に働いてしまいます。

特に人間はお金を前にすると、感情が高ぶってしまい、自制心をコントロールできません。

なので、一番オススメなのは、しっかりとトレードルールを作り、それを根拠にしてエントリーするような機械的なトレードがオススメです。

5. 信念バイアス

信念バイアスとは、「結果や結論に妥当な根拠があれば、その過程の全てが正しい」と認識してしまう思考の癖です。

というのも、FXトレードの世界は、上がるか?下がるか?だけなので、極論適当にトレードをしても勝ててしまうのがFXです。

たとえ分析せずに勘でエントリーし、利益が出ると「自分のエントリータイミングはベストだった」「やっぱり自分はセンスがある」と肯定してしまうのです。

自分の実力を過大評価してしまうため、次回同じことをやっても勝てるとは限りません。

つまり、結果的に勝てたから、「エントリーするまでのプロセスも正しかった」と思い込み、いつの間にか思考の迷路に迷い込んでしまうのです。

信念バイアス:ポイント

FXトレードは結果が全てですが、それはプロセスも含めて正しかったことが大前提です。

勘や直観で勝てたからといって、次のトレードの根拠としてはいけません。

一度のトレードの勝敗がどうであれ、「正しい思考プロセス」「トレード根拠」「手法や分析」など、全てのプロセスを見て「良いトレードだったかどうか?」を判断しましょう。

そうしないと、いつになってもトレーダーとして成長できませんし、ある時大損を抱えてしまい、一発退場に陥ってしまう可能性もあるので要注意です。

6. 専門偏向

専門偏向とは、自分の専門分野に関しては非常に詳しく、問題点や解決策などのアイデアはあるものの、それ以外の要素については見逃してしまう思考の癖です。

例えば、尊敬する人が言っていることは「全て正しい」と思い込んでしまうことや、金融アナリストが「自分の予測は正しい」と考えてしまうケースが挙げられます。

また、特殊なインジケータを利用するトレーダーが、「自分は〇〇のインジケータを利用すれば絶対に勝てる」と思い込んでしまう場合も挙げられます。

FXの相場では、無限に近い分析方法があります。

それにも関わらず、「自分の手法は一番効果的」と得意なツールだけで判断してしまい、結果的に視野の狭いトレード戦略になってしまうのです。

専門偏向:ポイント

自分の確固としたトレードスタイルや手法があることは素晴らしいことですが、自信過剰になってはいけません。

常に「本当に自分のトレードは最善策なのか?」と意識し、毎回改善していくことが大切です。

そうしないと、いつの間にか視野が狭まってしまい、思考停止に陥ってしまう可能性があるので要注意です。

自現在勝てていたとしても、常に学び、常に成長していこうとする姿勢と、常に自分に疑問を持つようにしましょう。

7. アンカリング

アンカリングとは、最初に見た情報や数値、特徴や価格によって、それが強く印象に残ることで、判断が歪められてしまう認知バイアスです。

例えば、FXトレードの場合、ドル円が106.00円と高値を付け、その後一気に105.00円まで落ちたとします。

この場合、ドル円が106.00円だったという印象が強く残っているせいで、「また上がるだろう」と思ってしまいます。

なぜなら、106.00円の高値を知らなければ、「105.00円は安いから買おう」とは、冷静になれば思わないからです。

つまり、何も根拠が無いにも関わらず、直近で高値を付けたからという理由から、お手頃感を感じてしまうのです。

アンカリング:ポイント

先に提示された数字や特徴が基準になってしまい、その後の判断が歪められ、思いもよらないところでトレードをしてしまう可能性が高まってしまいます。

ドル円が高値を付けたから、高すぎる、安すぎると考えてはいけません。

チャートはその時点で適切な価格を刻んでいるので、直近の数字を見るのではなく、サポートラインやレジスタンスラインを見るようにするべきです。

それに通貨の価格は、あるトレーダーからすれば高すぎるかもしれませんし、安すぎると判断しているかもしれません。

なので、アンカリングの認知バイアスに掛からないためにも、数字で判断するのではなく、値動きから分かる傾向や特徴の方を重視してください。

8. 可用性ヒューリスティック

ヒューリスティックとは、先入観や経験に基づく思考方法です。つまり、直感やフィーリング、経験則のことを指します。

もっと具体的にお伝えすると、自分の今までの経験から、思い出しやすい情報をもとに判断してしまう認知バイアスです。

例えば、FXトレードの場合、よく利用するチャートの形状や直近の値動きなど、つい思い出せるパターンを重ねてしまいます。

  • 三尊が出ているから落ちてくるはず
  • ダブルトップだから落ちるから売ろう
  • ダブルボトムを形成しているから買い!
  • 経験上ここから下がりやすい
  • このパターンは結構上がるんだよね

こんな風に、判断しトレードする傾向が多いです。

何年もトレードをしている方であれば、思い出せるチャートパターンや知識があるため、有利に働く場合が多いです。

ヒューリスティック:ポイント

トレード初心者は最初に覚えたやり方でトレードするため、それがFXの全てだと勘違いしてしまいます。

誤った知識でトレードしてしまうと一向に勝てないので、常に新しいことを学びならが試行錯誤をしていくことが大切です。

どんな分野にも言えますが、「自分はまだだ知らないことが多い」「毎日一つは必ず新しいことを学ぶ」という姿勢を持ちましょう。

つまり、いかに多くの引き出しという名の知識や知恵、経験を武器にし、自分にマッチしたトレードスタイルを作ることが大切なのです。

9. バイアスの盲点

バイアスの盲点とは、他人の思考のバイアスに気付くことができても、自分のバイアスには気付かないことをバイアスの盲点と言います。

例えば、他人のミスには気付くのに、自分の悪い部分には気付かない場合。

また、自分のことを棚に上げて、他人を批判してしまい、マウントを取る行為もバイアスの盲点です。

このタイプは、自分は他人よりも優れていると認識していて、「自分はバイアスにかかる訳ない」と思い込んでいるケースが多いです。

例えば、

  • アイツは洗脳されてるよ
  • 何であの人は損切りしないのかな?
  • あのトレードじゃ勝てないよ
  • もっとロット数落とせばいいのに
  • まるでギャンブルトレードだな

このような感情は、バイアスの盲点がかかっています。

なぜなら、他人の問題点や原因が分かっても、自分のミスには気付きにくく、逆に同じことをしてしまうものだからです。

バイアスの盲点:ポイント

なぜか人間は自分のこととなるとポジティブな面しか見れなくなり、ネガティブな部分を見ないようにしてしまうのです。

これだといつまで経っても勝てるトレーダーにならないので、自分の未熟な部分にもしっかりと向き合うことが大切です。

つまり、「自分も他人と同じように何かしらのバイアスがかかっている」と認識することは非常に大切なことなのです。

そうすることで、客観的に自分を見ることができ、バイアスの盲点から解放されます。

常にベクトルは他人ではなく自分に向け、良い部分、悪い部分を知り、良い部分は伸ばし、悪い部分は改善するようにしましょう。

10. 後知恵バイアス

後知恵バイアスとは、相場が動いたときに、「あ〜エントリーしておけばよかった…」「そう動くと思った…」と後悔してしまうことを後知恵バイアスと言います。

例えば、ドル円が下がってきて、「ここで買いエントリーすれば勝てるかも」と思ったにも関わらず、エントリーせず静観していたとします。

すると、案の定チャートが上昇してきてしまい、後々「あの時勇気を持ってエントリーしておけば爆益だったのにな…」と思ってしまうのです。

これがFXトレード上の心理として、後知恵バイアスと言います。

後知恵バイアス:ポイント

FXトレードをしていると、分析や予測を立ててエントリーするケースが大半ですから、このように思ってしまうケースがよくあります。

なので、チャートが上がっても、下がったとしても、自分の判断が正しいと考えてしまうのが人間なのです。

このような後知恵バイアスにかからないためには、何度もお伝えするようですが、ルールを徹底して機械的にトレードすることが大切です。

11. ダニング=クルーガー効果

ダニング=クルーガー効果とは、能力の低い人ほど見栄を張り、自分を過大評価してしまう思考の癖です。

一方で能力の高い人ほど、「自分はまだまだだ…もっと成長しなければいけない」と自分を過小評価します。

というのも、能力の低い人は無知の場合が多く、能力が低いが故に自己評価ができません。

そのため、「能力が高い人ほど謙遜する」という現象が起こってしまうのです。

例えば、FXトレードの場合、ちょっと上手くいっているからという理由で、高級車、高級時計、高級レストランを見せびらかし、SNSにUPし承認欲求を満たす。

反対に本当に稼いでいるトレーダーは表に稼いでるアピールをせず、「もっともっと上に行きたい」という気持ちから、小欲は捨てて大欲を見ています。

そのため、見栄を張っている人は堕落し、成長意欲のある人は学ぶ姿勢が強く、上へ上へと登っていくのです。

ダニング=クルーガー効果:ポイント

つい人間は人と比べてしまう生き物です。

特に能力の低い人ほど、ちょっと上手くいっているからという理由で見栄を張りがちです。

相場の世界では、今上手くいっていても、来月はどのような結果になるか?分かりません。

上手くいっている時こそ気を引き締めなければいけない」という姿勢を持つようにしましょう。

12. 自己奉仕バイアス

自己奉仕バイアスとは、他人のせいで失敗すると「他人に原因がある」と感じ、自分のせいで失敗すると「外的要因がある」と感じてしまう思考の癖です。

例えば、FXトレードの場合、Twitterで機関投資家の方が「短期的にはドル円は上がる傾向が高い」という情報を知り、ドル円を買ったとします。

ですが、急にチャートが下がってしまい、損失が出てしまいました。

この場合に人は“他人のせいで損失が出てしまった”と思います。

また、自分の裁量でエントリーしたにも関わらず、逆行して損失が出た場合も、「何かしらのニュースの影響で負けた」と外的要因のせいにしてしまうのです。

自己奉仕バイアスは非常に厄介で、常に自分を正当化してしまい、人のせいや外的要因にしてしまうのです。

自己奉仕バイアス:ポイント

FXトレードの世界では、“全責任は全て自分だ”と理解しましょう。

人の情報を見て影響されたことも、外的要因で負けてしまったことも、全て自分のせいです。

オススメなのは、自己奉仕バイアスに囚われないように、なるべくネットの情報を見ないようにすることです。

そうすれば、自己奉仕バイアスにかからず、自分の責任でトレードできますからね。

FXで認知バイアスの影響を受けないための対策方法とは?

ここまで12個の認知バイアスについて、FXトレードで陥りがちな思考の癖について紹介してきました。

これらの認知バイアスを意識しながらトレードするのは、非常に難しいのが現実です。

なぜなら、人間は自分に都合のいい解釈をしてしまう生き物なので、自分が認知バイアスにかかっていると理解できないからです。

とはいえ、認知バイアスの罠にかからないようにするための対策方法は存在します。

下記では、FXトレードで認知バイアスにかからない5つの対策方法について詳しくお伝えします。

❶ 認知バイアスがあると意識すること

一つ目はこの世の中には、認知バイアスという概念が自分をコントロールしていることを理解することです。

なぜなら、認知バイアスがあることを知るだけでも、自分を律する能力が身に付くからです。

特にFXトレードの世界では、相場の変動が大きく、精神面の浮き沈みが強く影響を与えます。

なので、認知バイアスが自分の成功を妨げている可能性があると知ることで、自然と意識するようになります。

つまり、認知バイアスに対しての対策方法としては、上記で挙げた認知バイアスを意識することが成功への第一歩なのです。

❷ トレードルールを守ること

2つ目の認知バイアスの対策方法は、自分のトレードルールを決めて何があっても守ることです。

認知バイアスの罠にはまってしまうのは、徹底した自己ルールが無いからに尽きます。

ルールが無いと無茶なトレードをしてしまい、自分の感情に流され、おもむくままにトレードをしてしまいます。

そうならないためにも、自分のトレードルールを決めて、徹底的に守ることが大切です。

例えば、

  • 精神的に安定してない時にはトレードしない
  • 自分が決めたロット数を守ってトレードする
  • 使用するテクニカルチャートを徹底する
  • 毎日トレードノートに良し悪しを記載する
  • 損切りラインを守り、逆行したら損切りする
  • Twitterを見ず、他人の情報に踊らされない

などなど、一つずつ自己ルールを決めていきましょう。

トレード初心者にオススメなのは、1日1つでもいいから、FXトレードの知識をインプットすることです。

特に本からの情報はネットでは書かれていない優良な情報が書かれているので、とってもオススメ。

初めの頃は何をやっていいのか分からないことが多いと思います。

ですが、最低限学ぶことは誰でもできると思いますので、少しずつ学んだことを実践に移し、自己ルールを決めていくことが大切です。

❸ 上手に感情をコントロールすること

3つ目の認知バイアスの対策方法は、自分の感情を上手にコントロールすることです。

感情をコントロールするには、自分を律することが非常に大切です。

例えば、

  • どんな時に高揚するのか?
  • 得意なこと、苦手なことは何なのか?
  • どんな時にネガティブな感情を抱くのか?
  • どんな時にポジティブな感情を抱くのか?
  • どんな瞬間に不安を感じてしまうのか?

などなど、トレード中の心理を紙などに書き出し、自分を知ることから始めましょう。

自分を知れば、「ここではエントリーしてはいけない」「自分の不得意なチャートパターンだ」といった風に理解できます。

すると、無茶なトレードを控えることができる上に、得意なパターンでトレードできるようになります。

特にFXのような繊細な仕事は、感情によって全てが決まってしまうので、トレードしながら自己分析を重ねることが大切です。

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❹ 日々のルーティンを守ること

4つ目の認知バイアスの対策方法は、日々のルーティンを大切にすることです。

なぜなら、自分にとって良い影響を与える習慣を続けることにより、日々の生活が充実していくからです。

すると、自分の感情を上手にコントロールしやすくなり、冷静に物事に対して考えられるようになります。

FXトレードはメンタルの安定が一番大切なお仕事ですから、より良い生活を送るための自分なりのルーティンを見つけてみてください。

一番簡単なのは、簡単で続けやすそうなことを習慣化することです。

例えば、

  • 早起きしたら軽く運動をする
  • 間食は控える
  • 24時には寝る
  • 毎日1時間は読書をする
  • ネガティブな情報は一切見ない

など簡単で続けやすそうなことから挑戦してみましょう。

自分だけのより良いルーティンや習慣を付けることが、自分を成長させてくれる鍵になります。

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❺ 他人の情報を見ないこと

5つ目の認知バイアスの対策方法は、他人の情報を見ないようにすることです。

ついFX初心者は、他の人の情報を見てトレードのエントリー根拠にしがちです。

ですが、将来の予測は誰にも分からないので、他人の情報を盲信しても、失敗してしまう確率が非常に高いのです。

初めの頃は慣れるまで、他人の情報を参考にするのはいいですが、少しずつ慣れてきたら見るのは控えましょう。

そうしないと、認知バイアスがかかり、「あの人がドル円は上がる」と言ってたから、買ってしまった…といった事態になりかねません。

なので、最終的には全て自分で判断し、「全責任は自分に問題がある」と考えトレードすれば、少しずつ勝てるようになるはずです。

FXトレードは自分との戦い!認知バイアスは毎日意識しよう

まずは認知バイアスがあるという事実を知り、自分のルールを決めてトレードをしましょう。

そして、壁紙やノートに毎日のように認知バイアスについてのメモをし、可視化させることが大切です。

なぜなら、認知バイアスは普段は忘れていることが多いので、毎日振り返って「このバイアスがあるから注意しよう」と意識するだけで成長できます。

その時もしも、思考の癖が出ていたら、「この認知バイアスにかかっていた。次は気を付けよう」と改善できるので、毎日振り返りをしてください。

FXは自分を知ることが結果出す秘訣なので、まずは己と向き合い、上手に感情をコントロールすることが飛躍の秘訣です。