FXトレーダーのルーティンとは?トレード前・トレード中・トレード後の習慣

FXトレーダーは、他の仕事に比べてメンタルが大きく左右するお仕事なので、日々のルーティーンを大切しています。

とはいえ、トレードスタイルによっては、毎日取引されない方、される方、それぞれいると思います。

ですが土日祝日を除き、毎日のように為替相場の状況をインプットし続けているトレーダーが大半です。

そこで今回は、FXで稼いでいるトレーダー達のルーティーンについて詳しく紹介しますので、この機会に参考にしてみてください。

では早速ですがまいります!

FXトレーダーの朝のルーティンを紹介

ここでは、トレーダーが朝からどのようなルーティーンで指標をチェックするのか?についてお伝えします。

  1. ドルインデックスをチェック
  2. ダウ平均株価をチェック
  3. 日経225をチェック

❶ドルインデックスをチェック

まず多くのトレーダー達は、朝起きると初めにドルインデックスの指標を確認します。

ドルインデックスとは?

複数の主要通貨に対して、米ドルの為替レートを数値化したものです。

米ドルが他の通過よりも強いと、ドルインデックスは上昇します。

略称は「USDX」「DXY」「DX」などとして示されることが多いです。

❷ダウ平均株価をチェック

米ドルと円の強弱を把握したら、次に確認するのがダウ平均株価です。

ダウ平均株価とは?

ダウ平均株価はダウ・ジョーンズと言われ、アメリカ合衆国の代表的な株価指数です。

アメリカを代表する大企業30社の株価の平均値で成り立っています。

日本経済はアメリカの経済の影響を強く受けるため、アメリカ市場を分析・予測することが大切なのです。

❸ 日経225をチェック

アメリカ経済が日本に与える影響の傾向を把握したら、次にチェックするのが日経225です。

日経225とは?

日経225は日経平均株価と言われ、日本の株式市場の代表的な株価指標です。

構成銘柄は、トヨタ、ソニー、伊藤忠、パナソニックなど、有名大企業が多く選出されています。

業種も36種類と満遍なく選出され、一つの業界の株価が下落しても日経平均が大きく下落することはありません。

一般的に為替相場と日経平均株価指数は連動性が高いと言われております。

円安になれば日経平均は上昇し、円高になれば日経平均は下落傾向になるため、為替動向をチェックできます。

具体的に見るべき3つの指標のポイント

ここでは、FXトレーダーのルーティーンとして、見るべき指標の中で、「どんな部分を具体的に見るべきなのか?」詳しく解説します。

ドルインデックスで見るべきポイント

ドル円とドルインデックスの動きの方向性に注目するのがポイント。

例えば、同じ方向を向いている場合は、相場がドル中心で動いていると判断できます。

一方で方向が逆の場合は円やユーロのいずれかの強弱が目立ちます。

また、ドル円とドルインデックスの方向性が異なる場合は、クロス円の通貨ペアでトレンドが発生している場合が多いです。

なので、方向感が読みやすい場合が多い。一方でユーロ円は方向感が読みにくい動きになります。

ダウ平均株価で見るべきポイント

ダウ平均株価が上がるとアメリカ経済が強くなるのでドルは上がり、一方でアメリカの景気が悪くなるとドルが下がります。

特にダウ平均は、様々な経済指標の発表によって、株価も為替も乱高下することがあります。

例えば、

  • 雇用統計
  • 国内総生産(GDP)
  • 米ISM製造業景気指数
  • 米新規失業保険申請件数

などは、株価に影響を及ぼしやすいので、これらの経済指標を常にチェックすることが大切です。

ニューヨーク市場は日本時間の22時頃にオープンしますので、その時間帯は注目するべきです。

日経225で見るべきポイント

一般的に日経225の指数と為替相場は、連動性が非常に高いと言われています。

為替が「円安」になれば日経平均は上昇傾向となり、一方で「円高」になれば日経平均は下落傾向します。

日本企業は海外で活動している会社が多く、ドルを中心とした外貨で利益を上げており、決算は円建てで行っています。

そのため、円安に進むと円建ての利益は拡大し企業の株価は上昇傾向となるケースが多いです。

なので、日経225の指標で見るべきポイントは、株価が上昇傾向にあるか?それとも下降傾向にあるか?を確認し、為替相場の予想を立てることです。

「トレード前・トレード中・トレード後」にやるルーティンワーク

冒頭でお伝えした、トレーダーの朝のルーティン以外にも、「トレード前、トレード中、トレード後」にやるルーティンワークがあるので紹介します。

トレード前のルーティン

トレード開始するまでにやることは下記です。

  • 前日相場の振り返り

相場がどのように動いたのかチェックする

  • 前日のトレードシナリオの確認

自分が想定したトレード予測を頭に入れる

  • 前日のトレード結果の確認

前日のトレード結果や学びを振り返る

  • 本日の相場分析・指標チェック

冒頭でお伝えした、「ドルインデックス 」「ダウ平均株価」「日経225」を確認する

基本的には、前日のトレード状況を振り返り、本日の相場分析・環境認識を行います。

そして、最後に重要経済指標をチュックするのが、トレード前のルーティンです。

トレード中のルーティン

トレード中は、前日に予想したトレードシナリオを参考にしながら、チャートを監視していきます。

そして、トレード中には、欧州タイム、NYタイムにトレードすることをメインにします。

なぜなら、東京時間は保ち合い相場が多く、あまり上下に動かないため旨味がないからです。

また、トレードの空き時間には、チャートは監視しつつも、精神的な負担になりにくいようにパソコン作業を行うのがオススメ。

パソコン作業というのは、副業のことです。

例えば、

  • ブログ
  • サイト作成
  • ライティング
  • デザイン
  • 映像編集
  • プログラミング

などの副業がオススメです。

なぜなら、もう一つの収入源があることにより、精神的な安定を保つことが可能だからです。

また、FXトレーダーの中には、自分の好きなBGMを流しながら仕事をしていたり、ゲームや映画鑑賞をしながらトレードする方も少なくありません。

エントリーから決済後のルーティン

トレードシナリオのイメージで相場が動き始めたら、前もって決めていたポジションに早速エントリーします。

例えば、

  1. ポジション価格
  2. ロット数
  3. 時間帯
  4. 取引サイド
  5. 勝敗の有無
  6. エントリー根拠
  7. 問題点や改善策

などをトレードノートに記載します。

そして、ポジションが利確か?損切りになって決済となれば、その結果をトレードノートに記載します。

このトレードノートには、しっかりと精神的な状況だったり、自分の心理状況もしっかりと記録することが大切です。

トレード後のルーティン

トレード後のルーティンは、ノートに記載したら終了です。

そして、

  1. 映画を見る
  2. テレビを見る
  3. ゲームをする
  4. 読書をする
  5. 銭湯に行く
  6. 外食に行く

などなど、トレード後のルーティンは、一般の人と同じくリラックスして1日終わります。

FXトレーダーのルーティンは自分にマッチした習慣を作るべき

重要な経済指標を見て、相場状況を把握するための習慣化は大切なことです。

とはいえ、人それぞれトレード環境は様々なので、自分にマッチしたルーティンを見つけるべきです。

例えば、

  • 会社員をしながらトレードする人
  • 専業トレーダーとして活躍する人
  • 副業しながらトレードする人

などが挙げられます。

それぞれチャートを見る時間も全然異なりますが、トレード準備やルーティンが疎かになると、相場は容赦なくあなたを襲ってきます。

なので、自分がしっくりくるトレードのルーティンを確立させ、それをルール化させることによって万全の準備でトレードに臨めます。

なんとなくトレードをするのではなく、しっかりとルールを作った方が自分の成長を感じやすくなるのでモチベーションも上がること間違いなし。