- FXの鉄板チャートパターンとは?
- 初心者でも分かりやすい形って?
- どの形状を覚えておけば勝てる?
こんな風に、チャートパターンについて疑問を抱き、本記事まで辿り着いたと思います。
そもそも、FXには鉄板のチャートパターンが存在するので、それさえ初めに覚えてしまえば、後々苦労することはありません。
そこで今回は、FX初心者に向けて「FXの鉄板チャートパターン12選」を詳しく解説していきます。
チャートを理解できれば、値動きの特徴を把握して最適なエントリーも可能なので、この機会に参考にして頂ければと思います。
では早速ですがまいりましょう!
簡単に読む目次
- 1 FXのチャートとは?
- 2 FXの鉄板チャートの種類とは?
- 3 FXの鉄板であるチャートパターンとは?
- 4 【大全集】FXの鉄板チャートパターン12選を徹底解剖
- 4.1 FX鉄板チャートパターン(1)ダブルボトム
- 4.2 FX鉄板チャートパターン(2)ダブルトップ
- 4.3 FX鉄板チャートパターン(3)ヘッドアンドショルダー(三尊)
- 4.4 FX鉄板チャートパターン(4)ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)
- 4.5 FX鉄板チャートパターン(5)スパイクハイ
- 4.6 FX鉄板チャートパターン(6)スパイクロー
- 4.7 FX鉄板チャートパターン(7)アセンディングトライアングル
- 4.8 FX鉄板チャートパターン(8)ディセンディングトライアングル
- 4.9 FX鉄板チャートパターン(9)フラッグ
- 4.10 FX鉄板チャートパターン(10)上昇ウェッジ
- 4.11 FX鉄板チャートパターン(11)下降ウェッジ
- 4.12 FX鉄板チャートパターン(12)三角保ち合い
- 5 FXの鉄板チャートパターンで勝つ方法
- 6 まとめ:自分が得意なFX鉄板チャートパターンを作ろう
- 7 大手FX会社はチャート画面が見やすく操作しやすいのでオススメ
FXのチャートとは?
チャートとは?
FXのチャートとは、過去の為替相場の値動きを「価格」と「時間」を軸にしてグラフにしたものがFXのチャートです。
チャートは一見無秩序に動いて見えるかもしれませんが、世界中の投資家達の買い勢力・売り勢力が拮抗している証拠です。
そのため、チャートは投資家達の思惑が現れるため、心電図のような動きをします。
ゆえに、“チャート心理”と言われています。
FXの鉄板チャートの種類とは?
FXの鉄板チャートパターンには、大きく分けて3つの種類があります。
- ローソク足チャート
- ラインチャート
- バーチャート
では1つずつ詳しく解説していきます。
❶ ローソク足チャート
ローソク足チャートとは?
ローソク足は、過去の値動きに比べて安いのか?高いのか?、一定期間でどのような値動きしてきたのか一目で分かるチャートです。
ローソク足チャートはFXで一番代表的なチャートの種類の1つです。
ローソク足が投資家達の心理を表しているとされ、“ローソク足を制するものがマーケットを制する”といっても過言ではありません。
実はこのローソク足チャート、江戸時代に日本で発案されたチャートと言われ、3種類のチャートの中で一番情報量のあるものです。
ローソクを棒状にすると、始値、終値、高値、安値など、相場の4つの値を見ることが可能です。
この4つの値が何層にも繰り返し重なり、チャート心理が形成されていくのがFXです。
❷ ラインチャート
ラインチャートとは?
ラインチャートは、終値だけを結び、折れ線で示した3つの中で一番シンプルなチャートです。
ローソク足のように、始値、高値、安値が表示されないので、逆にチャートの動向が把握しやすいとされています。
このことを「止め足(とめあし)」「大引足(おおびけあし)」とも言います。
今現在のマーケットが、上昇トレンドなのか?下降トレンドなのか?をパッと判断できるところがメリットです。
❸ バーチャート
バーチャートとは??
バーチャートは、高値と安値を結んだ棒足に、始値が左側、終値が右側に表示された、ローソク足をシンプルにしたFXチャートです。
「バー=(棒)」のような足になることから、この名を付けられました。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米諸国ではバーチャートが一般的に利用されています。
“基本的にローソク足と同じ”で、相場の4つの値である始値、終値、高値、安値をシンプルに棒にしたものだとイメージすれば分かりやすいと思います。
FXの鉄板であるチャートパターンとは?
ではFXの鉄板である“チャートパターン”とは何なのでしょうか?
チャートパターンとは?
テクニカル指標の一つで、チャート画面に現れる「チャートの形」のことを指します。
相場では同じような形をしたチャートパターンが何度も形成されるため、多くの投資家達はそのパターンを見て判断する傾向が強いです。
つまり、チャートパターンを覚えておけば、世界中の投資家ないしはトレーダーの心理を把握することが可能だということになります。
鉄板のチャートパターンを把握しておけば、投資家達の思惑を把握し逆手にとって考えられるので抑えておきましょう。
【大全集】FXの鉄板チャートパターン12選を徹底解剖
では次に、本題の「FX鉄板チャート12選」を詳しくお伝えします。
(下記のリンクをクリックすれば飛べます)
では一つずつ詳しく解説していきます。
FX鉄板チャートパターン(1)ダブルボトム
FXの鉄板チャートパターン1個目は「ダブルボトム」 。
ダブルボトムとは?
チャートの底入れを示すテクニカル分析のシグナルの一つです。
(「ダブルボトム=2つの底」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
このダブルボトムは、大きな2つの底を形成すると、青色の線(レジスタンスライン )を抜けていく傾向があります。
無事抜けると、上昇トレンドが始まる確率が高く、このタイミングでロングエントリーする投資家が増えます。
FX鉄板チャートパターン(2)ダブルトップ
FXの鉄板チャートパターン2個目は「ダブルトップ」 。
ダブルトップとは?
相場の天井を示すチャートパターンです。
(「ダブルトップ=2つの山」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
このダブルトップは、大きな2つの山を形成すると、赤色の線(サポートライン)を抜けて急に下降してくる傾向があります。
無事に抜けると、下降トレンドが始まる確率が高く、このタイミングでショートエントリーする投資家が増えます。
FX鉄板チャートパターン(3)ヘッドアンドショルダー(三尊)
FXの鉄板チャートパターン3個目は「ヘッドアンドショルダー」 。
ヘッドアンドショルダーとは?
3つの高値が揃ったチャートパターンです。
(「頭=ヘッド」と「肩=ショルダー」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
このヘッドアンドショルダーは、大きく抜けた高値と両端に同等の小さな高値が揃っているのが特徴的です。
また、この名を三尊(さんぞん)とも言われ、トレンドの転換点を示唆しています。
一般的には、赤色の線(サポートライン)を抜けたタイミングで、多くの投資家達がショートエントリーをしてきます。
FX鉄板チャートパターン(4)ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)
FXの鉄板チャートパターン4個目は「ヘッドアンドショルダーボトム」 。
ヘッドアンドショルダーボトムとは?
3つの安値が揃ったチャートパターンです。
(「頭=ヘッド」と「肩=ショルダー」と「ボトム=底」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
上記のヘッドアンドショルダーとの違いはただ一つ、“真逆である”ということ。
大きく抜けた安値と両端に同等の小さな安値が揃っているのが特徴的です。
また、この名を逆三尊(ぎゃくさんぞん)とも言われ、トレンドの転換点を示唆しています。
一般的には、青色の線(レジスタンスライン)を抜けたタイミングで、多くの投資家達がロングエントリーをしてきます。
FX鉄板チャートパターン(5)スパイクハイ
FXの鉄板チャートパターン5個目は「スパイクハイ」 。
スパイクハイとは?
相場の上昇局面の最後に出現し、長い上ヒゲを付けることが多く、急に上昇し急に下落するチャートパターンです。
(「High ハイ=高い」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
スパイクハイの特徴は、下落のサインとされており、長期足の確定ベースで上ヒゲが出ていたら売りを入れてもいいかもしれません。
ただ、スパイクハイは上ヒゲが出ないパターンもあるので、頭の片隅に入れておきましょう。
FX鉄板チャートパターン(6)スパイクロー
FXの鉄板チャートパターン6個目は「スパイクロー」 。
スパイクローとは?
前後の安値よりも突出した安値で、長い下ヒゲをつけることが多く、急に下落して急に上昇するチャートパターンです。
(スパイクハイの逆です)
(「Low ロー=低い」と覚えておけば記憶に残りやすいです)
スパイクローの特徴は、上昇のサインとされているので、長期足の確定で下ヒゲが大きく出たら買いを入れてもいいかもしれません。
ただ、同様にスパイクローは下ヒゲが出ないパターンもあるので、頭の片隅に入れておきましょう。
FX鉄板チャートパターン(7)アセンディングトライアングル
FXの鉄板チャートパターン7個目は「アセンディングトライアングル 」。
アセンディングトライアングルとは?
安値の切り上げが起こり、徐々に上向き三角形になるFXチャートです。
(「アセンディングル=上向き」「トライアングル=三角形」と覚えおけば、記憶に残りやすいです。)
特徴は、一定の値幅の中で繰り返し上下にチャートが動き、徐々に右上の三角形を形成していくところです。
時間足ごとにもよりますが、安値が切り上がるということは、上にブレイクする可能性が高いです。
ブレイクを狙うのであれば、青色の線(レジスタンスライン)を抜けたタイミングで、ロングエントリーすることをオススメします。
FX鉄板チャートパターン(8)ディセンディングトライアングル
FXの鉄板チャートパターン8個目は「ディセンディングトライアングル」 。
ディセンディングトライアングルとは?
高値の切り下げが起こり、徐々に下向き三角形になるFXチャートです。
(アセンディングトライアングルの逆です)
(「ディセンディング=下向き」「トライアングル=三角形」と覚えおけば、記憶に残りやすいです。)
特徴は、一定の値幅の中で繰り返し上下にチャートが動き、徐々に下向き三角形を形成していくところです。
時間足ごとにもよりますが、高値が切り下がるということは、下にブレイクする可能性が高いです。
ブレイクを狙うのであれば、赤の線(サポートライン)を抜けたタイミングで、ショートエントリーすることをオススメします。
FX鉄板チャートパターン(9)フラッグ
FXの鉄板チャートパターン9個目は「フラッグ」。
フラッグとは?
上昇トレンド、下降トレンド中に現れるチャートパターンで、旗の形をしていることから名付けられました。
フラッグは上昇トレンド中は「安値を切り下げる」。下降トレンド中は「高値を切り上げる」特徴があります。
上記の画像は安値を切り下げていますが、長期足で見ると上昇トレンドなので、一時的な下げということが短期足のフラッグから把握できます。
エントリーポイントは2つあり、自分の手法に適した方を選ぶようにしましょう。
FX鉄板チャートパターン(10)上昇ウェッジ
FXの鉄板チャートパターン10個目は「上昇ウェッジ」。
上昇ウェッジとは?
高値を結んだラインが穏やかで、安値を結んだラインが急なチャートパターンです。
上昇しようとする買い勢力が強いが、直近高値を抜けるパワーがなく失速している。
つまり、上昇ウェッジが出現したら、「いつかポキっと折れて下に垂れてくる可能性が高い」ということです。
三角保ち合いに似ていますが、高値と安値のスピード感が異なるので、見極める時は注意しましょう。
FX鉄板チャートパターン(11)下降ウェッジ
FXの鉄板チャートパターン11個目は「下降ウェッジ」。
下降ウェッジとは?
高値を結んだラインが急で、安値を結んだラインが穏やかなチャートパターンです。
(上昇ウェッジと逆です)
下降しようとする売りが強いが、直近安値を抜けるパワーがなく売りが失速している。
つまり、下降ウェッジが出現したら、「いつ上昇して上に行くか分からない」と想定しておくことが大切です。
大きな売りが入ってきたら、そこで逆張りロングをしてみるのも面白いかもしれません。
FX鉄板チャートパターン(12)三角保ち合い
FXの鉄板チャートパターン12個目は「三角保ち合い」。
三角保ち合いとは?
三角形のチャートを作り、徐々に値幅が縮小していくFXチャートです。
高値と安値を結べば三角形になることが多いので、チャートが動いたら線で引いてみましょう。
三角保ち合いは、ブレイクするためのパワーを溜めているため、その後は勢いよく上昇、もしくは下降するケースが多いです。
そのため、三角保ち合いブレイクがきっかけになり、上昇トレンドや下降トレンドが形成しやすいです。
FXの鉄板チャートパターンで勝つ方法
FXの鉄板チャートパターンで勝つには、大きく分けて2つの戦略があります。
- 得意なパターンを一つ作る
- 得意な通貨ペアを見つける
- チャート心理を理解する
この2つだけです。
❶ 得意なパターンを作る
FXでは様々なチャートパターンが現れますが、全てのパターンで稼ごうと思わなくていいです。
上記でお伝えした12種類のうちの中で、1つは自分が得意なチャートパターンを作ってみましょう。
中には同じチャートの形状をしていても、ショートよりロングの方が得意だったりすることがあります。
なので、何度もトレードの経験値を積んで、「コレだったから絶対に自分は勝てる」と言えるチャートパターンを探し出してみてください。
これだけでもFXの勝率が上がったり、自信が付いたり、他のチャートパターンにも応用を利かせることができるでしょう。
❷ 得意な通貨ペアを見つける
FXでは、得意な通貨ペアを探すことも稼ぐためのコツです。
例えば、いつも取引しているドル円相場がレンジ相場なら、無理してトレードせず、ボラの激しい他の通貨ペアで取引するようにしましょう。
ドル円以外にも、
- ユーロ円
- ポンド円
- ユーロドル
- ポンドドル
- ユーロポンド
- ゴールド
- 原油
などなど、様々な通貨ペアが存在するので、ドル円相場にこだわり過ぎず、チャンスのある他の通貨ペアでトレードすることをオススメします。
とはいえ、中には苦手な通貨ペアも出てくると思うので、得意な通貨ペアだけに絞って取引すれば勝率も上がっていくでしょう。
❸ チャート心理を理解する
FXの鉄板チャートパターンで勝つには、チャート心理を理解することが勝利への近道です。
なぜなら、何度もお伝えしますが、チャートは人間の心理で動くからです。
特にローソク足のヒゲや実体は、世界中の投資家達の心理で動いているので注意して見なければいけません。
チャート分析の為のインジケーターやテクニカル指標なども大切ですが、それ以上にチャート心理が重要です。
押したり引いたり、引いたり押したりと、「画面の向こう側にいる人が何を考えているのか?」イメージする訓練をしてみましょう。
何度も繰り返していると「チャートが〇〇になったら、こう動く」と、徐々に自分のイメージした通りに動くようになります。
まとめ:自分が得意なFX鉄板チャートパターンを作ろう
FXの鉄板チャートパターンは、多くの人間が意識するポイントなので、本記事でお伝えした12個は覚えておいてください。
では、改めてまとめをお伝えします。
FX鉄板チャートパターン
- ダブルボトム
- ダブルトップ
- ヘッドアンドショルダー
- ヘッドアンドショルダーボトム
- スパイクハイ
- スパイクロー
- アセンディングトライアングル
- ディセンディングトライアングル
- フラッグ
- 上昇ウェッジ
- 下降ウェッジ
- 三角保ち合い
チャート画面を見たらすぐに「このチャートパターンが出そうだな」と思えるくらいになるのが最終目標です。
そして、自分の得意とする鉄板チャートパターンを作り、武器にすることをオススメします。
逆に自分の苦手なチャートパターンも把握できると思うので、その時は静観してトレードしない選択肢を取ることも大切です。
また、チャートは見やすくて操作がしやすい、チャート画面を提供しているFX会社を使用することも重要な要素の一つです。
本記事で解説した「FX鉄板チャートパターン12選」が、これからFXトレードをしていく上で役に立てて頂ければ幸いです。
大手FX会社はチャート画面が見やすく操作しやすいのでオススメ
では最後に一番肝心な証券会社選びについてお伝えします。
やはり証券会社によって特徴は異なるため、証券会社選び一つとっても勝率に大きく影響を与えます。
特にチャート画面の見やすさや操作性は、大手企業に軍配が上がります。
FX会社を選ぶポイント
- 大手FX会社・大手証券会社を選ぶ
- 大手企業のチャート画面は見やすさ操作性抜群
- スプレッドが狭い(手数料が安い)FX会社を選ぶ
- 口コミ・評判のいいFX会社を選ぶ
- 約定率の高いFX会社を選ぶ
- 海外FX会社は怪しいところが多いので要注意
- 有名なFXトレーダーが使用している業者を選ぶ
- キャンペーンが充実しているFX会社を選ぶ
などが挙げられます。
大手で知名度が高く、口コミ・評判の良いFX会社はチャート画面が見やすくトレードがしやすいので間違いありません。
一方で知名度が低く、利用者が少ないFX会社はサービス提供力が低いので、あまりオススメしません。(海外FX口座は尚更です)
下記では、大手FX会社を厳選して3社紹介します。
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