- トレーダーとして成功するためには?
- 成功しているトレーダーの頭の中を覗きたい!
- 考え方、マインドセットを教えて欲しい!
こんな風に、成功しているトレーダーって「どんな人間なのだろう?」と思ったことはないでしょうか。
プロトレーダーの頭の中を覗くことが可能ならば、「一度は覗き込んで、できることなら真似したい」と誰しも思いますよね。
そこで今回は、「トレーダーとして成功するための必要条件」「トレーダーのマインドセット・考え方」についてお伝えします。
また、本記事は成功されているトレーダーの3つの本から、共通した項目を抜粋してお伝えしています。
この機会にトレーダーの頭の中を覗き込んで、徹底的に真似しちゃってくださいね。
では早速ですがまいりましょう!
簡単に読む目次
トレーダーで成功するための「10個の必要条件」と「損失との向き合い方」
1. 損失を被ることはチャンス
トレーダーとして成功するための条件として、「損失=チャンス」と捉えられるかどうかポイントです。
なぜなら、間違えるたびに、失敗するたびに、ミスを消し去り、悪魔を退治するための絶好の機会になり得るから。
それに負けた取引に共通する要因は必ずあるので、焦らず少しずつ潰していけば、必ず勝てるように人間はなっていく。
なので、負けた要因を見つけることができたら、確実にそれを撲滅していくことが、トレーダーとして成功を掴む秘訣だそうだ。
例えば、
- いつも自分は高値掴みをしている
- 上がったから下がると思い込んでいる
- 短期のトレンドを把握していなかった
- 1日5万円を稼ぐとノルマを敷いていた
- サポートラインを引いていなかった
- 上昇トレンドの時に売っていた
- 下降トレンドなのに買ってしまった
こんな風に、問題点を可視化させ一つずつ潰していくことが成功に繋がる。
そうすれば、問題は負けによる金銭的な損失ではなく、「もっと学ばなければいけない」という授業料と考えられるようになります。
2. 損失や苦痛はメッセンジャー
トレーダーとして成功するには、「損失を利用して自分のモチベーションにすること」です。
- 苦痛
- 損失
- フラストレーション
- 混乱
- 支離滅裂
- ストレス
こういった事柄が自分を何倍も強くさせ、大いなる高みを目指すための原動力となる。
ある程度成功しているトレーダーは、過去に失敗した経験を糧にして、痛みを何度も味わっているに間違いない。
つまり…
「全ての負け方を知ってから勝ち方を知る」
ということです。
精一杯エネルギーと努力を払って、損失や苦痛を避けようとすることは、誰しも人間なので、それは至極真っ当なことでしょう。
ただし、頻繁に損失を被ることによって、初めて行動を変え、考え方を変え、一歩ずつ成長していくのが人間です。
なので、トレードの世界で成功するには、「損失や苦痛はメッセンジャーとしての価値がある」ということを覚えておいてください。
3. 負けをコントロールすることが勝者の近道
トレーダーとして成功する条件として、自らを律することが成功への近道だと、トレードの世界では言われています。
なぜなら、トレーダーの世界では、いかに損失を排除するか?ではなく、「いかに損失をコントロールできるか?」が成功の鍵だからです。
というのも、多くの成功しているトレーダーは「自らを律する不思議な方法を身に付けている」とのこと。
なので、極論を言えば、自己管理を徹底し、損失をコントロールすることだけに注目する熟練したトレーダーは常に成功するとのこと。
そして、プロのトレーダーとして成功している人は、勝ち方ではなく「いかに負けを管理可能な状態にできるか」によって決まってくるそうだ。
では、プロトレーダーの美しい負け方とは、どのようなものがあるのでしょうか?
それは…
「少額の損失」。
反対に初心者は、時に大勝ちすることもあるかもしれないが、負ける時も大負けのケースが大半を占める。
要するに、成功しているトレーダーは、「いかに勝つかではなく、いかにうまく負けるか?」がプロトレーダーと初心者の大きな差になります。
負けをコントロールすることは、自分の感情をコントロールすることでもあるので、まずは自分自身を知ることから始めるべき。
4. 損失が出たら「ありがとう」と言う
トレーダーとして成功するには、損失が出たら素直に「ありがとう」と感謝するようだ。
なぜでしょうか?
それは、マーケットがチャートを通じて、警告を発していることを認識しているからです。
なので、自分が信頼しているテクニカル分析の指針が機能しなくなれば、成功しているトレーダーは迷いもなく損切りする。
それは、そのあとに続く、より悲惨な状況に対する警告だと認識しており、きっちりと自分のルールを守ることを徹底している。
自分の決断に迷うことも、疑うこともなく損切りするのが、トレーダーとして成功している人達の頭の中です。
マーケットから「ちょっと気が変わったことを伝えてくれて、本当にありがとうね!また時々メッセージ聞かせてね!」こんなマインドです。
失敗の意味するところを学べば、それはチャンスの裏返しでもあるので、損切りは悪いことではなく、次へのチャンスを掴む鍵なのです。
5. 失敗に限りがあるから心配しない
トレーダーとして成功する人の頭の中は、
- 「失敗は恥ずかしいことではない」
- 「失敗には限りがある」
- 「成功するのは必然だ」
と考えているようだ。
というのも、成功しているトレーダーは、成功を現実のものにするために、貴重な教訓が隠されていると信じている。
なので、向上心のあるトレーダーは「損失を避けるもの」とは考えず…
「損失からいかに学ぶか」
という姿勢を取っている。
なぜなら、多くの負け方を経験できれば、知恵とトレーディング手法のレベルは他の追随を許さず、確固とした信念が築かれるから。
要するに「教訓は肌身離さず、身に付けておかなければならない」ということです。
6. 損失を排除することは無駄
成功しているトレーダーは、「どれだけ勝てるか?」ではなく、「負けをどれだけコントロールできたか?」を大切にしている。
トレーダーである以上は、たまたま勝てる機会に遭遇することもあるが、勝つことが問題ではない。
同様に負けること自体も問題ではない。むしろ、損失をコントロールできないところが問題だと考える。
つまり、「損失を避ける」という、決して成し遂げることのできないことから始めるのは愚の骨頂だということ。
トレーダーとして損失を完全に排除することは決してできないので、損失をコントロールし、それを適切に行うことがトレーダーとして成功できる秘訣。
なぜなら、最も才能のあるトレーダーだとしても、負けることがあるからです。
そして、才能あるトレーダー達は、「損を避けることに注力する」のではなく、「損失をコントロールすること」に時間と労力をかけている。
つまり、損失を適切にコントロールすることによって、勝利が自然とついてくるようになるということです。
7. 損切りは負けではなく勝ち
成功しているトレーダーは、損切りをした時に「負けた」とは考えず「勝った」と考える。
では、何に勝ったのでしょうか?
それは2つあります。
投下資金の半分を取り戻している
損切りをしたということは、将来起こり得る参事を未然に防げており、投資した資金を取り戻していることに成功している。
過去に「損切りすればよかったに…」と悔やむトレーダーは多いけど、損切りしたことによって報われたということ。
次のチャンスを獲得している
損切りをしたトレーダーは、次の正しいポジションを取れるチャンスを獲得していることになる。
損切りできずにマーケットに取り残され、塩漬けになっている人は多くいるが、損切りした人達はマーケットからプレゼントが貰える。
トレーダーとして成功するには、規律を守り、自分のルールに徹底することが大切。
適切な水準に設定した損切りによって、損失を被ったとしても、それは負けでなく、長期的に見れば勝ちだということ。
8. 少額の損失はプロトレーダーの証
トレーダーとして成功するには、まずはマーケットで生き残ることが一番大切。
そして、生き残れるかどうかは、損失を少額に抑制する能力に掛かっているようだ。
つまり、時には負けなければならないならば…
”小さく負けよう”
ということ。
成功しているトレーダー達は、コツコツ努力ができ、小さい利益、小さい損失が大切だと知っている。
少額の損失はプロトレーダーの証なので、ミスを小さなものに留める技術はトレードでも、人生でも大切ということです。
反対に大きく勝つ技術ばかりに注力している者は、損失が避けられないばかりか、損失が膨らみ続け一方塞がり状態に陥る。
ただ、損失を最小限に留める技術を付けた人は、勝つことを確実にするための時間を十分に確保できる。
要するに、正しく負けることを学べば、マーケットの世界で生き残ることができ、コツコツドカンと化ける可能性があるということです。
9. 人間は損失の中で成長していく
成功するトレーダーと負けトレーダーの違いは、「損失の中で成長していることを認識しているか?認識していないか?」が大きなポイントだそうだ。
というのも、負けトレーダーは近視眼的な短期志向の人間が多く、成長途上にあるにも関わらず、堕落しトレーディングの世界から消えていく人が多いとのこと。
じゃあ、どうすれば成長できていると実感できるのか?
それは…
「同じ負け方を何回するか?」
によって判断する。
負けたこと自体を進歩していないことを示すものではなく、「何が問題なのか?」自分を見つめ直し、一つひとつ潰していく以外に近道はないとのこと…。
つまり、「利益を上げられた」=「成長した」と慢心せず、小さな失敗から学びを得て、自分の成長過程が完了するまで生き残ることを意識することが大切。
10. 人間は逆境を通じて強くなる
成功しているトレーダーは、雨風に耐えて強く成長していく森の木々達のように、転ぶたびに起き上がるトレーダーが多いようだ。
詩人のジョージ・バーナード・ショーの言葉でこのような名言がある。
この言葉は、トレードの世界以外でも通じるものがあり、核心を突いているものと言えます。
特にトレードの世界は誰でも成功できる種類のゲームではなく、誰かが常に失敗し、誰かが常に勝っている。
このマネーゲームで生き残るためには、苦しい時期を耐え抜いた者にこそ、成功の可能性が残されているとのことだ。
そして、トレーダーとして成功している人間は、「負けることへの対処の仕方を学んだおかげで、トレーディングの世界で成功している」。
要するに、勝つことも大切だが、それ以上に負け方が一番大切だということです。
負け方とは、ロスカットラインを決め、自分のルールからチャートが逸脱したら、すぐさま損切りをするということ。
損切りは成功の過程の一つであり…
”美しく逃げる”
こそが長期的な成功へと導いてくれる。
まとめ:トレーダーで成功するための成功条件と損失との向き合い方
いかがでしたでしょうか?
今回は、トレードにおいて至極真っ当な助言をお伝えさせて頂きました。
改めて”まとめ”をお伝えします。
トレーダーの成功条件:まとめ
- 損失を被ることはチャンス
- 損失や苦痛はメッセンジャー
- 負けをコントロールすることが大切
- 損失が出たら「ありがとう」と感謝する
- 失敗には限りがあるから心配しない
- 損失を排除することは無駄
- 損切りは負けではなく勝ち
- 少額の損失はプロトレーダーの証
- 人間は損失の中で成長していく
- 人間は逆境を通じて強くなる
本日お伝えした、トレーダーとして「成功するための必要条件」と「損失との向き合い方」は、人生そのものと言えるでしょう。
なぜなら、どんな時も前向きに考えられる思考力、問題解決能力、自分を律すること、チャレンジ精神など、すべてが全て、人生で大切なことだからです。
これから投資やトレードを始める方は、上記でお伝えした考え方を忘れず、一歩ずつ問題を解決していけば、きっと素敵なトレーダーになること間違いなしです。
最後に再度重要なポイントをお伝えします。
負けるなら小さく負け、損失をコントロールし、「小さい利益」「小さい損失」を大切にすれば、爆益じゃなくても勝てるトレーダーになれる。
人生で勝ち上がるためには、身構えていてはダメ!
攻撃され、打ちのめされなければならない。