FXでやってはいけないことって?トレードで大きな過ちを犯す確率を減らす方法

  • FXでやってはいけないことって?
  • トレードを始める前に把握したい
  • FXの注意点とか詳しく知りたい!

こんな風に、初心者はFXで“やってはいけないこと”って何なのか?気になる方は多いのではないでしょうか。

実際FXの相場の世界は、一瞬の迷いや間違いで、資金を溶かし後悔してしまう人は沢山いらっしゃいます。

とはいえ、FXで“やってはいけないこと”を把握しておけば、意識しながらトレードできるため有利に働きます。

そこで今回は、FX初心者に向けてトレードを始める前に把握しておくべき注意点について詳しくお伝えします。

本記事を読めば、今後の投資やトレード人生の中で、大きな過ちを犯す確率が物凄く下がること間違いなし。

では早速ですがまいりましょう!

FX で“やってはいけないこと”とは?

FXで失敗してしまう人の多くは、大損失をしてマーケットから退場するケースです。

なので、安定した利益を稼ぐためには、「大損失を出してしまう行動」について理解しておくことが大切です。

では、下記ではFXで“やってはいけないこと”について詳しく解説します。

❶ 飛び付きエントリー

飛び付きエントリーとは、短期足のチャートでパッと見た時に、「これは上がるかもしれない」「下がるかもしれない」と勢いとノリでエントリーしちゃうペースです。

上手くいけば波に乗って、利幅を広げることが可能ですが、すぐに反転する確率も高いです。

これはまるでギャンブルのような取引なので、チャートがグッと動いたからといって、飛び付いてエントリーしてはいけません。

飛び付きエントリーは、自分の感情との戦いなので、「あっ急に動いた」と思ったら静観するのが最良の選択です。

❷ 勢いでのナンピン

ナンピンとは、含み損が出た場合に損失を平均化し、利益を得やすくすることを指します。

例えば、最初にエントリーしたポジションに対して、自分が予想とは反対に動いたタイミングで、さらにポジションを増やすことで平均コストを下げる手法です。

これはうまく価格が思う方向に戻ってくれればいいですが、そのまま戻らず反対側に行ってしまうケースも良くあります。

なので、一つ目のポジションを持ったらそれで完結し、損が出たら自分が決めた損切りルールを守り損切りする。といったスタンスが大切です。

そうしないと、口座資金の大部分を失ってしまう可能性が高いので、ナンピンはFXでやってはいけないことの一つです。

❸ 塩漬けポジションの長期保有

塩漬けとは、現在保有したポジションの買値よりも下がり、売ると損が出る状態です。

「買ったけど損が出ている…」というやむをえず長期保有していることを指します。

この場合、損切りができず含み損がさらに増えてしまい、価格が戻るまで持ち続けるケースです。

時間が経てば価格が戻る可能性は高いですが、トレンド転換をしてしまい、数年間戻らないリスクもあります。

なので、塩漬けポジションはなるべく持たないように、損切りルールを決めて損切りすることが大切です。

❹ レバレッジのかけすぎ

レバレッジとは、証券口座の他人資本を利用することで、自己資本に対する利益率を高めることです。

レバレッジをかけすぎると、利益も伸ばせますが、損も増えてしまう可能性があります。

そのため、マイナスが多すぎてしまうと追証(証拠金が一定以上減少した場合に起こる)が発生し、後々損失を請求されてしまいます。

特に海外のFX業者は規制が緩く、888倍や1000倍などのレバレッジをかけることができ、一瞬で口座内資金を溶かしてしまう場合があります。

なので、なるべくレバレッジ25倍の国内口座を使用する。そして、国内外問わず、レバレッジ数を落として初心者はトレードするべきでしょう。

❺ 時間軸を変更すること

マーケット参加者が行動する軸は、超短期、短期、中期、長期の大きく4つに分けられます。

時間軸については、どの時点で1つの時間軸が終わり、次が始まるかを明確に示すことができません。

つまり、1つの時間軸で買って別の時間軸で売るというのは、失敗する確率が非常に高いという訳です。

時間軸を変更するというのは、実現性の低い計画によって損失をカモフラージュしていることにはほかならない。

なので、FXでは“やってはいけないこと”の一つになります。

FX で“やってはいけないこと”に注意を払う対策方法

ここでは、上記でお伝えした「FXでやってはいけないこと」に関しての対策方法について、一つずつ詳しく解説します。

  1. 飛び付きエントリー
  2. 勢いでのナンピン
  3. 塩漬けポジションの長期保有
  4. レバレッジのかけすぎ
  5. 時間軸の変更

❶ 飛び付きエントリー(対策方法)

飛び付きエントリーの対策方法は、「何かしらの根拠を持ってエントリーすること」です。

なぜなら、飛び付きエントリーは自分の感情的な気持ちが、勢いでエントリーしてしまうことに繋がるからです。

特に重要指標や重要人物の発言などが原因で、一次的にチャートが動いている場合の可能性が非常に高いです。

なので、しっかりとテクニカル分析・ファンダメンタルズ分析を徹底し環境認識した上でトレードするべきです。

例えば、テクニカル分析で自分なりのルールを守り、「優位性」を担保した上でエントリーすることが大切です。

❷ 勢いでのナンピン(対策方法)

一つのポジションを持ち損失が出ているにも関わらず、二つのポジションを持つのは非常に危険です。

自分の資金量やトレードプランにない、勢いやノリでのナンピンは大問題です。

とはいえ、自分のルールのもと計画的にリスクリワードと資金管理をした上でのナンピンはアリです。

もしもナンピンをしたいのであれば、損失を覚悟の上でナンピンし、いかに損失を抑えられるかにフォーカスするべき。

「ナンピン=損失を抑える」という認識を持ち、ナンピンは最終手段の一つとして考えることが大切です。

❸ 塩漬けポジションの長期保有(対策方法)

塩漬けポジションは、先述お伝えしたナンピンと同じように、損切りせずに塩漬けするのはリスクが高いです。

確かにFXの相場は長期足で見ると、トレンド転換を何度も繰り返すため、時間を待てば塩漬けポジションを決済できる可能性もあります。

ですが、そのまま反対にチャートが動いてしまうと、損失幅が広がってしまい、マージンコールやロスカットになってしまいます。

それに数年間ずっとポジションを持ち続けてしまうと、身動きが取れなくなるため、非常に危険なトレードなのでやめましょう。

何度もお伝えしますが、自分で損切りラインを決め、「いくらの値段で損切りするか?」をしっかり決めることが大切です。

❹ レバレッジのかけすぎ(対策方法)

初心者がやりがちなのが、いきなりロット数を上げてレバレッジをかけすぎてしまうことです。

このタイプは「FX=ギャンブル」といった認識を持っており、何十倍、何百倍というレバレッジをかけ、すぐに資金を溶かしてしまう傾向があります。

ではどのように対策できるのか?

それは、少額資金・低レバレッジで「これくらいのお金であれば無くなってもいい」という資金でFXトレードを始めることです。

なぜなら、お金が無くなっても経済的に困ることもないですし、少額・低レバレッジで少しずつ慣れればトレードが上達しますからね。

なので、FX初心者はまずは少額資金・低レバレッジからFXを始めることをオススメします。

❺ 時間軸の変更(対策方法)

エントリーしたにも関わらず時間軸を変更することは、損失が膨らむ原因に繋がる可能性が高いです。

なので、ポジションを持って損失が出ている場合、時間軸をずらして自分を誤魔化してはいけません。

例えば、短期足である15分足でエントリーした時に逆にチャートが動いてしまったとします。

そこで時間軸をずらして1時間足、4時間足、日足で「長期足で見ると、まだまだ損失は許容できる」と判断してはいけません。

また、そもそも5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足と、色々な時間軸を見て判断してからエントリーするべきです。

時間軸を変更することは、自分のルールを破ることと同じなので、時間軸をずらして損失を許容してはいけません。

FX で“やってはいけないこと”に手を付けてしまうの原因とは?

FXトレードのミスはメンタルが原因

FXで“やってはいけないこと”に関して、つい手を出してしまうのは、全てご自身のメンタルが原因です。

例えば、下記のような感情が働いている場合が多いです。

  • 今日のノルマは5万円…あと4万円稼がなきゃ
  • グッと上がったな!エントリーしてみようかな
  • 本日マイナス3万円…マイナス分は取り戻したい
  • 含み損を抱えた…もうヤケクソでナンピンだ!
  • 損切りライン超えたけど、多分戻るだろう…

こんな風に思っているケースが大半です。

FXトレードでは本物のお金を取引するものなので、メンタルの部分が一番影響されます。

精神的に安定してないと、思ってもないところでエントリーしたり、後々振り返ると「どうしてこんな所でエントリーしたのか?」と思うことが多々あります。

なので、精神的に安定していない場合のトレードは控えることが大切です。

FXトレードは繊細なお仕事なので、自分の中でトレードルールを確立させ、「FXでやってはいけないこと」を意識してトレードするようにしましょう。

相場分析力がない場合

メンタルの原因以外にも、相場分析力がなく、なんとなくトレードしている場合が挙げれます。

特にFX初心者はスマホでトレードを始める場合が多く、一つだけの時間軸で判断しエントリーしてしまうケースがよくあります。

なので、なかなか相場分析力が付かず、勘や直感でトレードしがちです。

また、相場分析は年中チャートをチェックしていないと体得できないので、副業でFXをやられている方も負けてしまう確率が高いです。

できればFXをやるのであれば、モニターなどを購入して大きな画面で相場分析を行い、徐々にトレードスキルを付けていくことをオススメします。

なので、毎日のトレードで問題点を改善させながら、「FXでやってはいけないこと」を意識して日々成長していきましょう。

ポジポジ病が原因

FXで“やってはいけないこと”に手を出してしまい原因として、よく言われるのがポジポジ病であることが挙げられます。

ポジポジ病は株式投資やFXで、エントリーするタイミングで無計画に、ポジポジとポジションを沢山持ってしまうことです。

例えば、分析せずに焦ってエントリーしてしまい、せっかく利益を得られたのにすぐにポジションを手仕舞いしてしまったり…

その後すぐさまエントリーし結局損失が大きくなってしまうというような、トレーダーにとっては厄介な病気の一つです。

大きな原因としては、「数週間もトレードができないのは勿体無い!機会損失だからエントリーしちゃえ」という感じの方が多いです。

このような心理状況は、ついチャンスでもないのにトレードしてしまい、自分で墓穴を掘ってしまうケースがあるので要注意。

対策方法としては、1日のトレード回数を決めることだったり、感情的になってエントリーしないことを意識することが大切です。

FXトレードは失敗を繰り返しながら成長していく

今回紹介した、「FXでやってはいけないこと」は、どんなにトレードが上達しても何度も繰り返してしまう可能性があります。

とはいえ、これらのルールを徹底的に守ることさえできれば、あとはチャート分析次第で徐々にトレードで勝てるようになるでしょう。

特にFXトレードでは「心理」「メンタル」「手法」「律すること」「資金管理」などが大切だと言われています。

一気に全ては習得できないので、淡々とトレードを繰り返し、失敗したら「何が問題だったのか?」を考え改善することが大切です。

何事も努力をしなければ、他の人達よりも上達することは不可能なので、誰よりも貪欲に学ぶことが勝ちトレーダーになる秘訣です。

今回紹介した「FXでやってはいけないこと」を意識しながら、無理なくトレードを継続して利益を積み上げていきましょう。