お祈りトレードはなぜNG?損切りができない人はいつか大損を食らう訳

  • お祈りトレードって何なの?
  • これもトレード手法の一つなの?
  • なぜダメなのか教えて欲しい!

こんな風に、疑問を抱き本記事まで辿り着いた方は多いと思います。

そこで今回は、「お祈りトレードの意味や絶対にしてはいけない理由、解決方法」などについて詳しくお伝えします。

本記事を読めば、お祈りトレードの愚かさを理解できるので、今日からあなたもすぐに損切りできるようになるでしょう。

では早速ですがまいりましょう!

お祈りトレードの意味とは?

お祈りトレードは、FXにおいてトレーダーができる最終手段といっても過言ではありません。

名前の通りお祈りなので、自分が持ったポジションから逆行した時に、

お願いします。必ずまた戻ってきてください!

いつも助かってるから今回も頼みますわ笑!

トレードの神よ降臨してくれ。いつものやつヨロシク!

こんな風に、何の根拠もなくただただ祈る。これが俗にいうお祈りトレードです。

これはトレード経験値に関係なく、ただただ神に祈るだけのトレード手法なので、一度味を占めてしまうと何度も繰り返すようになるので注意しなければいけません。

そもそも、FXトレーダーにできることは限られており、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析、それとエントリーと決済だけです。

そのあとは画面を眺めながら「上がれ〜」「下がれ〜」と祈ることしかないので、「お祈りトレード」「祈りスタイル」と言われています。

お祈りトレードはネガティブに使われることが多い

「お祈りトレード」や「祈りスタイル」の言葉は、トレード中のネガティブ要素に直面したタイミングで使われることが多いです。

相場で自分がイメージしていた方向と逆に行き、損切りができずポジションを塩漬けしたタイミングで…

  • 「神様助けてください。今回だけは許してください!」
  • 「いつものお祈りスタイルで、私を宥めてください!」
  • 「この一回限りで許して〜次は絶対ルール守るから!」

こんな風に、ネガティブに使われることが多いのが実際のところです。

なので、なるべく自分が機械になったかのように、相場に感情を介入させず、前もって決めていたラインで損切りし、利が乗ってきたら利確することが大切です。

損切りができない人がマーケットから退場するのは目に見えているので、一発で退場しないためにも、自分が決めたルールは守るようにしましょう。

お祈りトレードは絶対やってはいけない理由とは?

では次に、「なぜお祈りトレードはやってはいけないのか?」その理由についてお伝えします。

❶ 損切りができない人がFXで退場するから

「お祈りトレードをする人」=「損切りができない人」と同じです。

なので、お祈りトレードを何度も繰り返すと、マーケットから退場する確率が上がります。

また、一度お祈りトレードで幸運にもプラスになった経験があると、無意識に何度も繰り返してしまいます。

そうなると、「また戻ってくるからいいや」とポジションを保有し続け、資金を大きく溶かしてしまうので注意しましょう。

❷「実力」ではなく「運」任せになるから

お祈りトレードは自分の実力を過大評価させてしまうので、危険な行為だと理解してください。

なぜなら、祈りトレードを何度も繰り返すと、「自分はトレードの実力がある」と勘違いをしてしまうからです。

「そんなことあるの?」と思われるかもしれませんが、人間は何でも慣れる生き物です。

お祈りトレードに慣れてしまうと、トレードがギャンブルになってしまうので、本当に注意してください。

❸ 何年もポジションを保有することになるから

お祈りトレードで一度大きなミスをすると、何年経ってもポジションを解消できない事態に陥ります。

例えば、ドル円相場で103円で買いのエントリーをし、急に何かの指標発表などでチャートが上昇したとします。

すると、「103円→104円→105円→106円」とどんどん損失が増え、あっという間に110円台に突入してしまいます。

結果的に5年経ってもドル高円安が続き、103円台に落ちてこないという事態になり兼ねません。

お祈りトレードは資金量に余裕があればいいのですが、数百万円くらいの資金量であれば、すぐに損切りした方がいいです。

お祈りトレードをしないための解決方法を紹介

では次に、お祈りトレードをしないための対処法をお伝えします。

ストップロス(逆指値)を置いておく

ストップロスとは?

ストップロスとは、損失が発生したタイミングで、それ以上の損失を避けるためにポジションを決済する注文のことです。

例えば、買いポジションを保有している時に「ある値段まで下がったら売る」、売る場合は「ある値段まで上がったら買い戻す」という逆指値注文です。

ストップロスを置いておけば、負けトレードにおいて損失を極力少なく限定することが可能です。

なので、スットップロスオーダーは、負けトレードにおいて損失を極力少なく限定させられます。

ストップロスを置いておけば物理的にお祈りトレードをせずに済むので、損切りできない人はストップロスを置いておきましょう。

損切りは成長の糧になると思い込む

お祈りトレードの対策方法は、「損切りは自分の成長の糧だ」と思い込むことです。

例えば、

  • 「よしよし損切りできた。自分はいつか成功できるぞ!」
  • 「また損切りできたぜい!損切りは最高気持ちいぜい!」
  • 「よっしゃ自分との約束守れた!次も絶対守ってやる!」

こんな風に損切りに対しての考えを改めれば、躊躇わずに損切りができるはずです。

FXはゼロサムゲームなので、勝つこともあれば必ず負けることがあります。

なので、損切りの耐性を付けることが、どんどん勝てるようになるので、まずは慣れることから始めましょう。

まとめ:お祈りトレードはギャンブルと同じなので気をつけよう

「お祈りトレード」と「お祈りスタイル」は、トレーダー的には絶対にやってはいけないことです。

時には、神がかったお祈りトレードができる人もいらっしゃいますが、いつ大きな損失が出るか分かりません。

それにFXのような金融商品は、長期的な値動きは誰にも分からないので、まるでギャンブルです。

なので、自分がイメージした値動きにならなければ、お祈りトレードせず、しっかりと損切りしましょう。

また、為替相場の値動きは予想するのではなく、値動きに対処していくものです。

お祈りトレードで相場を乗り切るツワモノもいますが、きちんとルールを守って損切りし、ワンショットワンキルでトレードすることが大切です。

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