- デイトレードで勝つ方法を知りたい!
- トレーダーとして、食っていきたい!
- 一流トレーダーの頭の中を知りたい!
こんな風に、デイトレードで勝ち続ける方法を知りたい方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、投資家なら読んでおくべきベストセラー本である、「デイトレード」を紹介します。
全米屈指の一流トレーダーのメンタルコントロール術を知れるので、参考にして頂ければと思います。
では早速ですがまいりましょう!
簡単に読む目次
「デイトレード」の概要を紹介
本書「デイトレード」は、全米最強のトレーダー養成機関「プリスティーン」が、勝者のセオリーを初公開した内容の一冊です。
特にデイトレーダーとして、株式市場、為替で成功するための心構え、発想術、メンタルコントロール術を凝縮したものになります。
「デイトレード」の最大の特徴は、「多くの人が気が付きつつも、忘れてしまいがちなこと」を表現を変えながら何度も繰り返し述べているところです。
本書を読めば、必ずトレードの迷いの罠から逃れ、さらなる信念を持ってトレードができるようになるでしょう。
例えば、
- 株式を取引するのではなく、人を取引せよ
- チャートはお金の流れであり、人の心理
- 外部情報には踊らされず、ルールを守れ
- テクニカル分析はチャートパターンの指針
- 疑問は傍観者が持つ者である
こんな風に、マーケットの機微を知り、賢い側に立てるように自分を鍛える”きっかけ”を与えてくれるのが、本書の「デイトレード」です。
では下記で、一流トレーダーの投資手法、メンタルコントロール術について、本書の一部をご紹介します。
「デイトレード」一流トレーダーのメンタルコントロール術とは?
正しいトレーディングとは?
大半の人は一つひとつのトレードには、必ず相手がいるということを認識していない。
株式を買うたびに、誰かが必ずその株式を売っており、株式を売るたびに、誰かが必ず株式を買っている。
本書の「デイトレード」の目的は、マーケットの機敏を知ることによって、賢い選択を取れるようにすること。
トレードは馬鹿を探す能力
「デイトレード」でトレーディングを成功に導くには、
- 「割安な値段で売ってくれる人」
- 「割高な値段で買ってくれる人」
この2つの欠点を持つ人を探すことが絶対条件になる。
つまり、デイトレードでは「馬鹿を探す能力」を持つ人が成功に近づける。
というのも、トレードは人々が認識している以上に、奥が深いものです。
そして、金融業界の内外問わず、多くの人がデイトレードに熱狂的で、「早いスピードで売買を繰り返し、ポジションをオーバーナイトして持つことはない!」と間違った認識をしている。
それも一つの方法ではありますが、それだけがデイトレードではない。と本書では記されている。
重要なのはデイトレードは、投資ではないということです。
チャートはマネーの動きの足跡
チャートはお金の動きの足跡なので、人間のように嘘を絶対に付かない。
トレーダーにとってマーケットは患者なのであり、チャートは患者の内部を映し出すレントゲン写真。
例えば、株式がしっかりとしたモメンタムを示して上昇している時は、3日から5日間程度の修正があり、そのあと、上昇を再開する傾向がある。
この3日から5日の下落は、スイングトレーダーに絶好のチャンスを提供する。
本書の「デイトレード」では、
- 「いつポジションを取るべきか?」
- 「どこに損切りラインを設定するか?」
- 「取引中に注目すべきものは何か?」
これらのことを徹底的に解説しているので、トレーダー初心者にとって「デイトレード」は必ず見ておくべき一冊と言えるでしょう。
成功しているトレーダーは思考回路にある
トレードのテクニックや戦略は、その背景にある精神性の準備ができていなければ、全くといっていいほど勝てない。
本書の「デイトレード」では、少しの種をトレーダーの心にまくことで、時の経過とともにハッキリとした認識を持つことを伝えている。
そして、デイトレードの深い理解に至ることを意図する本です。
特に成功しているデイトレーダーの彼らは思考回路にあるため、トレーディングテクニックや手法にある訳では決してない。
つまり、健全なトレーディング手法は、健全な魂に宿るので、「正しい思考が、正しいトレーディングである」。
短い文章の中からその意味を読み解き、消化したトレーダーは、熟練した人間になれると確信している。と「デイトレード」では記されている。
決してギブアップしない
デイトレーダーとして活躍するには、脆弱な覚悟では結果を残すことは厳しい。
お金と時間に余裕のある生活を手に入れるためには、いかなる困難な状況に陥ろうとも生き残らなければならず、それは簡単ではない。
ただ、そんな中でも覚悟のある人に向けて、本書「デイトレード」ではアドバイスを送っている。
アドバイス
まずは計画を立て、師匠を探し、そして決してギブアップしないことである。
今日この瞬間に、
- 「立ち上がるのか?」
- 「朽ち果てるのか?」
決心を固めること。
「強い決意」は揺るぎない原動力になるので、必ずできる。
我々がそう確信できるのは、我々がそれを成し遂げてきたからである。
熟練したトレーダーになるためには、高いコストが必要であることを認識すること。
そのコストを受け入れることができたら、成功を追い求めなければいけない。
トレードを極めるまで情熱の炎を燃やし続けなければならない。
「諦める」という概念は捨てて、あらゆる障壁を乗り越えることを人生の唯一の目的とするのである。
トレードを極めるための情熱がトレーダーの原動力であり、新参者のトレーダーに、落とし穴だらけの新しい生活を乗り切る能力を与えるのである。
様々なトレーディング手法を習熟しない
トレーダーとして成功するには、様々なトレーディング手法に習熟してはいけない。
とてつもない長い経験の中で、知識を蓄積しなければ、トレーディングで勝てないという認識を捨てなさい。
この考えは、必ずしも正しくないというばかりではなく、オリバーとグレッグの体験からすると、「事実はほとんど逆に近い」と言っている。
そして、「限られた知識しか持たない方が、経験者よりも効率的なトレーダーになれる」とも言っている。
それはどうしてでしょうか?
それは様々なマーケットによる経験則は、正しく解釈して活用するのでなければ、不正確な思い込みを助長してしまうからです。
不正確な思い込みは、時間の経過とともにトレーダーを破滅させる誤ったイデオロギーに発展するので、様々な手法を習熟しない方がいい!と「デイトレード」では記されている。
つまり、知識は力になり得るが、それは正しい知識の場合なので、トレードの世界では諸刃の剣になる可能性が高いとのこと。
トレーダーにとって重要なのは今現在
トレーダーにとって重要なのは、過去を振り返るのではなく、今現在に向き合うこと。
なぜなら、トレーダーは過去に生きる訳でもないし、現実逃避して遠い未来を生きる訳でもないから。
なので、マーケット参加者として、2日から2週間ほど先を見越して、過ごしていくのがベスト。
つまり、マーケットを見通す時に、「自分で消化可能な2日から2週間の期間に時間軸を区切る」ということです。
これを正しく実行に移すことができれば、利益を得る可能性が非常に高い。
仮に見通を誤ったとしても、早急に見通しを改めて先に進む。
そして、「2日から2週間の見通しを誤ったとしても、トレーディング生活を無駄にしたり、失ったりするようなことにはならない」と本書の「デイトレード」では記されている。
ただし、これが「8ヶ月12ヶ月に渡る見通しの誤りなら別」とも言っている。
ポイント
既に起こってしまった分析には注力してはいけない。
2日から2週間先を見通す姿勢でマーケットに向き合う。
すぐ目の前にある期間については、ある程度の確信を持つことはできる。
目先に置いてトレーダーは、我々が求める正確性、成功、安心を手に入れられる。
テクニカル分析は命
本書の「デイトレード」では、テクニカル分析を命としている。
なぜなら、
- 価格形成パターン
- 支持線
- 抵抗線
- 出来高の特性
- 取引主体の特性
- 上放れ
- 下放れ
などは、先述でお伝えした、目先の利益に基づいており、短期トレーダーのものだからです。
そもそも、テクニカル分析はチャートパターンの指針であり、それ以上でもそれ以下でもないということ。
つまり、トレーダーがある特定の日の確率を高めるための、メリットやリスクを把握する助けになるもの。
とはいえ、決して成功を保証するものではない。
しかし、短期トレードでは、ある事象が起こる確率を図るバロメーターとして、テクニカル分析やチャート分析に勝るものはない。
ポイント
ファンダメンタルズは重要なのは重々承知しているが、目先のリスク評価の助けには一切ならない。
この点において、デイトレードでは、「テクニカル分析やチャート分析」はファンダメンタルズよりも輝きを増す。
ただし、チャート分析が常に機能すると期待することは愚の骨頂。
チャートが常に正しい訳ではない。時には機能しないこともあるが、それは経験豊かなトレーダーには価値のあるメッセージである。
トレーダーは「いかにしてそのメッセージを聞くか」を学ばなければいけない。
外部情報には踊らされるな
テレビや新聞のニュース、絵空事、噂、有識者の助言によって、チャートが動くことがある。
だがしかし、熟練したトレーダーはそのような外部情報によって、踊らされることはない。
テクニカル分析に基づいて損切りの水準を決めたのなら、それで結果は終わりなのである。
ニュースや噂によって、「自分が決めた決断を覆してはならない!」と本書の「デイトレード」では強く言っている。
なぜなら、トレーダー初心者は、負けている取引にしがみつくことを正当化するための事象を探す傾向があるからです。
例えば、
- 「なぜA株は下落するのか?」
- 「B株が下落している原因は、何かのニュースのせいなのか?」
こんな風に、疑問を抱いてしまう。
そして、下落の背景にあるニュースは彼らを安堵させるものとなってしまう…とのこと。
さらには「そのニュースは全く悪材料ではない。あともう一時間、あるいは1日耐えれば、再び上昇を始めるだろう」と思ってしまうのが人間…。
ただし、優れたトレーダーはいかなる代償を払ってでも、テクニカル分析に基づいて行動し、あらかじめ決めていた損切りの水準をきちんと守る。
ポイント
熟練したトレーダーは、テクニカル分析と損切りラインの水準に基づいて行動し、その後で疑問があれば考え、解決する。
疑問は傍観者が持つ者である。
つまり、疑問は戦いの前と後で持つべきであり、戦いの真っ最中には疑問を抱いてはならないということ。
なので、取引している時には、戦いの計画は地図に基づいて遂行されるべきである。
まるで機械のように…。
チャートは嘘をつかない
テクニカル分析、チャート分析のなんたるやを知らない個人トレーダーが多すぎる。
チャートはお金の動きであり、人間心理そのもの。
これを理解しないでトレードしちゃう人間は、真っ先に投資の世界から追放される。
しかも、チャートというのは、それが「事実である」という部分が大きい。
チャートは嘘はつかない。
売り注文を出すたびにチャートが動き、出来高がその売り注文の大きさを象徴する。
そして、チャートを見ることによって、それが嘘が誠かを判断することができる。
なぜなら、投資家やトレーダーは、金額の大小に関わらず自分のお金を働かせ、その決断は信念と確信に基づいているから。
なので、人それぞれの投資判断がチャートを形成するため、チャートは絶対に嘘をつくことはない!と本書の「デイトレード」では記されている。
値動きは、欲望と不安と恐怖のいずれかによって、感情に基づいている。
不安は、欲望と恐怖という2つの支配的な感情の狭間にある小休止のようなもの。
マーケット参加者の大半が欲に支配されている間、株価は上昇する。
これが”強気相場”である。
逆に大半の人間が恐怖に感じている時は、株価は下落する。
これが”弱気相場”である。
そして、「不安になっている時」「様子見でいる時」は、
短期的な方向性はなくなり、株価は横ばいで落ち着いていく。
つまり、チャートはマーケットの真の参加者は、「誰であるか?」を瞬時に把握することを可能にする。
チャート分析を使わないのであれば、それはチャートを熟知している者の餌食になるリスクを抱えることになる。
熟練したトレーダーになるためには、チャート分析を行なわなければ勝利はない!と本書の「デイトレード」では詳しく記されている。
まとめ:「デイトレード」マーケットで勝ち続けるための発想術
本記事では、オリバーペレス、グレッグカプラの著書である、「デイトレード」の一部の内容をご紹介しました。
改めて、”まとめ”をお伝えします。
デイトレード:まとめ
- 正しいトレーディング方法
- トレードは馬鹿を探す能力
- チャートはマネーの動きの足跡
- 成功しているトレーダーは思考回路にある
- 決してギブアップしない
- 色々なトレード方法を習熟しない
- トレーダーにとって重要なのは今現在
- テクニカル分析は命
- 外部情報の踊らされるな
- チャートは嘘をつかない
本日お伝えした「デイトレード」では、
- 一流トレーダーの思考方法
- 投資家のメンタルコントロール術
- デイトレードで勝つ方法
などを学べます。
これからトレードを始める方は、今度本屋に立ち寄った時に「デイトレード」を手にとり、一流トレーダーの思考を自分のモノにしちゃいましょう!
「正しいトレーディング」とは、正しい「思考」の結果。
例えば、「株式を取引するのではなく、人を取引すること」。