FXのフラクタル構造とは？自然界の法則を上手に駆使し相場を分析しよう

こんな風に疑問を抱き、本記事まで辿り着いたと思います。

フラクタル構造を理解することで、FXの下位足、上位足を「なぜ把握しなければいけないのか？」について、グッと理解が深まると思います。

そこで今回は、「フラクタル構造がチャートに及ぼす理由」「フィボナッチやエリオット波動が影響する訳」について、具体的に紹介します。

では早速ですがまいりましょう！

フラクタル構造とは？

フラクタル構造とは、一部分を見たとしても、全体の形と同じ形を表している構造のことです。

自然界でいうと、

などが挙げられます。

例えば、ブロッコリーの写真を撮影し、その写真を拡大すると、ブロッコリーと見分けが付きません。

下記の画像は、貝殻です。

こちらの貝殻の模様もフラクタル構造と言われ、ある一定の法則性のもとに形成されています。

これは自然界の法則のため、未だに解明されていません。

一説には生き物が進化の過程で優れた形を求めた結果、このような構造になったのだと考えられています。

さらに詳しく説明すると、フラクタル構造は下記の三角形の図のように、どの部分をズームしても、全体と同じ構造ができます。

この三角形の図を見ても分かるように、三角形の中に三角形、そしてさらに三角形を形成して、またさらに三角形を永遠と形成する。

これこそがフラクタル構造の本質であり、全体から見たものと、一部をズームして拡大したものは、全く一緒の形状をしているのです。

フラクタル構造はFXのチャートにも現れる

実はFXのチャートにもフラクタル構造は現れます。

このフラクタル構造が理解できれば、マルチタイムフレーム分析という複数足の時間足を利用した、チャート分析がしやすくなります。

ここでは、フラクタル構造のように、週足→日足→４時間足→1時間足と大きな時間足から、小さな時間足を拡大して紹介します。

特にダブルトップというチャートパターンについて、フラクタル構造と交えながら解説していきます。

週足

週足チャートは、その名の通り1週間ごとのローソク足で示されたチャートです。

要するに、週足チャートには1週間ごとに取引を重ねてきた、過去の相場参加者達の足跡が見て取れます。

現在は週足で見ると、下降トレンドだと見て分かると思います。

では次に、フラクタル構造のように、「週足→日足→4時間足→1時間足」と、チャートをズームして確認していきましょう。

日足

日足チャートは、その名の通り1日ごとのローソク足で示されたチャートです。

週足を拡大して見ると、またダブルトップと言われるチャートの形状が、沢山現れていることが分かると思います。

これはまさにフラクタル構造です。

また、週足では長期下降トレンドだったにも関わらず、日足を確認すると直近数ヶ月で上昇トレンドを形成しています。

4時間足

4時間足チャートは、その名の通り4時間ごとのローソク足で示されたチャートです。

日足を拡大して4時間足を見ると、日足と同じように強い上昇トレンドと、ダブルトップのチャートパターン が見て取れます。

一部のチャートをズームしてみると、そこには全体のチャートパターン と同じような構造が現れるのです。

1時間足

1時間足チャートは、その名の通り1時間ごとのローソク足で示されたチャートです。

1時間足は週足から「168倍拡大したチャート」といえますし、さらには「日足を24倍ズームしたチャート」とも捉えられます。

ここでも同じように、小さなダブルトップが複数存在し、上昇トレンドが継続していることが分かると思います。

FXトレードの場合、日足や週足など上位足の流れが下位足に強く影響を与えるので、上位足から下位足を見て判断することが大切です。

ダブルトップを拡大すると複数のダブルトップが確認できる

この図は、1時間足のダブルトップをズームした１分足チャートです。

見て分かるように、ダブルトップの中にもダブルトップが存在していることがご理解頂けるとと思います。

もっとシンプルにお伝えすると、

つまり、どんなチャートにもダブルトップが存在しているということは、FXトレードもフラクタル構造が働いているということになります。

フラクタル構造を理解してマルチタイムフレーム分析を使いこなそう

フラクタル構造がFXにも働いているとご理解頂けましたでしょうか。

FXのチャートは長期足をズームすると、短期足でも同じような形を作り、それを重ねてチャートが完成します。

このような背景があることから、FXトレードは長期足から短期足を見て判断しなければいけません。

つまり、チャートの値動きは長期足でも短期足でも同じように動くが、「時間軸」が異なると、傾向や特徴が現れるという特徴があるのです。

そこで肝になるのが、マルチタイムフレーム分析です。

週足で起こったことは日足でも起こり、4時間足で起こったことは1時間足、1分足でも同じように起こるのです。

そのパターンを把握すれば、大きな時間足の変化を捉えられるようになり、短期の時間足の些細な値動きにも早めに対処できるようになります。

フラクタル構造はFXの世界では強く影響しますので、マルチタイムフレーム分析を活用して対処する練習をしてみてください。

FXで環境認識する方法とは？マルチタイムフレーム分析をして勝率を上げる秘訣

2021年2月7日

マルチタイムフレーム分析の具体的な活用法

FXのチャートパターンには、フラクタル構造が働いていると理解できれば、複数の時間軸を見比べて判断するマルチタイムフレーム分析が物凄い重要になります。

そこで、どのようにマルチタイムフレーム分析を活用するのか？具体的な方法を紹介します。

例えば、日足のチャートで上昇トレンドだと仮定します。

その時に図の囲いの部分である「1時間足」を拡大してみると、そこにはダブルトップのチャートパターンが形成されていました↓

この場合、「長期的には上昇トレンドを形成し、さらに伸びていくかもしれないが、短期的には一回下降してくるかもしれない」と判断できます。

なので、ここで買いのポジションを手仕舞いして利確する。

もしくは、ポジションを保有したまま、下がってきたタイミングでもう一つのポジションを入れ、売りを狙うなどの戦略を立てることができます。

このように、フラクタル構造を理解しマルチタイムフレーム分析をすると、様々な戦略を駆使しながら、客観的に相場状況を把握することが可能になるのです。

ですから、「大きな波の流れの中で、小さな波の傾向を探す」「小さな波の傾向を把握しながら、大きな波の動向を掴んでいく」このように思考しましょう。

FXのフラクタル構造を理解できれば相場の雰囲気が読めるようになる

フラクタル構造を理解できれば、「次にどんなチャートを形成するのか？」脳内でイメージできます。

すると、様々な施策を考えられるようになります。

例えば、

「4時間足でダブルトップを形成したから、一度下がるかもしれない。下がったタイミングで1時間足で買いを入れてもいい」

「日足で下降トレンドを形成しているけど、たまに逆三尊、ダブルボトムを形成しているから短期的には上がるかもしれない」

「要人発言でチャートが上に超伸びたな〜。とはいえ、急な戻しがないということは、買いの圧力が強い証拠かもしれない」

こんな風に、フラクタル構造を意識しながらマルチタイムフレーム分析を行うと、様々な戦略を練ることが可能です。

改めてポイントをお伝えすると、

これらのことを意識しながらトレードすれば、チャートに逆らわず、上手に波に乗っていけること間違いなし。

普段のトレードで、フラクタル構造とマルチタイムフレーム分析を意識して、トレードを重ねてみてください。

大手企業のFX取引所を利用して安全にトレードしよう

FX初心者は「いきなり現金を入れるのは抵抗がある…」「もしも無料で始められるなら試してみたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方は、証券会社のキャンペーン期間中に貰えるポイントを利用して、FXトレードを始めるのも賢い選択です。

そこでオススメなのが、20〜30代の若い男女に大人気な「ネオモバ」と「LINE FX」です。

ネオモバ

「現金で始めるのは抵抗がある…」という方でも気軽に始められるとあって若い男女に大人気。

嬉しいことに口座開設時に期間固定Tポイント200ポイントプレゼント！1ポイントから始められます。

LINE FX

FXトレードを始めるなら、LINE FXが一番オススメです。

なぜなら、口座開設時に最大“5,000円”もの現金をプレゼントしてくれるため、そのお金を利用してトレードできますし勝てば出金することも可能です。

最近は本業以外にも副業としてFXをやられる方が増えてきたので、あなたも周りに乗り遅れないように、数千円でも数万円でもお金を稼ぎ、少しでも楽な生活を手に入れましょう。

まずは練習がてら自分のお金を使わず、キャンペーンのお金を使ってLINE FXを試してみてください。