【インターバンク流FXデイトレ教本】No.1為替ディーラーが伝授する取引手法

  • インターバンク流のFX手法って?
  • No.1為替ディーラーの話を聞きたい
  • 小林氏の本だから前から気になってた

こんな風に、インターバンク流のFXの考え方や取引手法について、気になる方は多いのではないでしょうか。

特にFX初心者は、「何をどうすれば勝てるようになるのか?」と、色々と不安を感じちゃいますよね…。

そこで今回は、「インターバンク流FXデイトレ教本」から、No.1為替ディーラー小林氏が伝授する取引手法一部ご紹介します。

この本では「マネーマネジメントスキル」を付けることが一番大切と強く説いており、FX初心者にとってもオススメの一冊です。

では早速ですがまいりましょう!

インターバンク流FXデイトレ教本:概要を紹介

インターバンク流FXデイトレ教本の著者

小林芳彦

小林芳彦 (こばやし よしひこ)さんは、現在JFX株式会社代表取締役として会社を経営されている社長です。

経歴は1979年慶応大学卒業後、協和銀行入行。

そして、1987年から本店資金為替部調査役に従事し、1989年にクレディスイス(資金為替部長)に昇進。

2001年にはバンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で要職を歴任。

顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」で6年連続第1位を獲得し「短期為替予測部門」で5年連続第1位を獲得。

ツイッターでは、インターバンク流の目線で情報を発信しており、スキャルトレードの一部も速報しています。

インターバンク流FXデイトレ教本の内容

小林芳彦

この本では、為替のデイトレードにおいて、自らのポジションは他人の損切りにぶつけながら、利食いしてもらうためのノウハウ本です。

本書の「インターバンク流FXデイトレ教本」では、デイトレードに関するプロの作法や、小林芳彦さんの相場予測について知れます。

一般的なFXの入門書とは異なったアプローチについて、初心者でも分かりやすく書かれているので、これからトレードを始める方にオススメです。

インターバンク流FXデイトレ教本で学べること

小林芳彦

短期の相場では、常にマーケット参加者の気持ちを考えながら、チャートの動きを見ることの大切さを体系的に学べます。

例えば、自分がショートでエントリーしたら、すでにロングポジションを持っている市場参加者の気持ちになって、相場の動きを見なければいけない。

相手の気持ちになると、自分のポジションだけを考えていたら分からないような相場のポイントが見えてきます。

トレードは、まさに「他人の不幸は蜜の味」として考えなければ勝てない。

なぜなら、自分とは反対ポジションを持っている参加者が窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、自分の利益が大きくなるからです。

このように、トレードはマーケット参加者の心理を読むことこそが勝率を上げてくれる理由について、「インターバンク流FXデイトレ教本」で詳しく書かれています。

インターバンク流FXデイトレ教本:トレードは参加者同士の心理戦

他人の不安心理を利用する

小林芳彦

トレードで勝つためには、他人の不安心理を勉強し利用することがポイントだ。

相場においてレートが一番動く大きな場面は、多くの人が損切りするタイミングです。

したがって、その動きを利用することにより、相場で効率よく勝つための鍵です。

そして、損切りというのは、不安心理がピークに達したときに起こるものです。

なので、相場で勝つためには、常に相場の動きの背後にある他の参加者達の心理状態をイメージしながら、対応していくことが大切です。

つまり自分は常に平常の心理状態を保ちながら、他人の不安心理を上手に利用し、客観的に捉えうまくトレードしていくのです。

平常の心理状態を保つ方法

小林芳彦

資金に余裕のある取引であれば、滅多に不安に感じずに済む。

したがって、客観的にかつ合理的に判断しやすく、結果としてトレードで勝てるようになる。

トレードでは「結局は金持ちが勝つ」という言葉がありますが、その理由はお金を沢山持っていることではなく、心の余裕を持っているのが本質です。

一方で資金の余裕のない取引だと、たとえ相場の見方がよかったとしても、利食いが早くなったり、ほんの僅かに相場が逆の方に行っただけで損切りしてしまったりします。

つまり、相場は大して動いていないのに、自分だけバタバタしてしまい、証拠金を失ってしまうパターンです。

なので、トレードでは、

  • 自分が心に余裕を持っていること
  • 気持ちを上手に切り替えること

この2つが大切になります。

なぜなら、他人よりも不安な感情が強ければ、逆に他人に手玉を取られてしまうからです。

レバレッジを下げることが勝つ秘訣

小林芳彦

FXトレードにおいて、心に余裕を持たせ、気持ちの切り替えをうまく行うために有効な手段は一つ。

それは、レバレッジを下げることです。

ストレスの耐性は人によって異なるため、どのくらいのレバレッジが適正か?という答えはありません。

自分の資金や置かれた状況に照らし合わせ、客観的かつ合理的に判断してトレードを行っている限り、不安な状態には陥らないくらいの取引量にとどめておくことが大切です。

レバレッジを下げると勝ち幅も小さくなりますが、たとえ全く楽しくなくとも、勝つために何をすべきか?についてベストを尽くすべきです。

そのためには、いかにして証拠金を管理・コントロールしていくかという、マネー・マネジメントが非常に重要になってきます。

ポイントは、自らが想定している範囲のチャートの動きにも関わらず、不安になってロスカットをしてしまうような量のポジションを持ってはいけないということです。

インターバンク流FXデイトレ教本:第三者の眼で相場を観察する

メタ認知で相場を見る

小林芳彦

相場で大切なことは、常に市場参加者の思惑を考えながら、客観的な視点に立って冷静に眺め、判断を下せているかどうかです。

というのも、ポジションを持っている場合、自分のポジションに対しての思入れが強過ぎると、間違っているにも関わらず、なかなか損切りできない状態になってしまいます。

それを避けるには、都合よく解釈するのではなく、相場の流れから平均コストやインターバンクポジションを推定し、「持ち続けたほうがいいのか?」「すぐに切ってひっくり返した方がいいのか?」ということを冷静に判断することです。

ただ、注意するべきポイントは、自分が持っているポジションに有利な材料だけを取り上げ、不明な材料は無視して判断を下すことです。

このようなバイアスを意識しながら、客観的に自分のトレードを観察し、勝つことよりも負けないトレード手法を身に付けることによって、収益を積み重ねていくことが可能です。

経験から身に付く「テクニ勘」が重要

小林芳彦

チャートを見ていて、「いかにも上がりそう」「どう見ても下がりそう」というように、わかりやすい相場は、そのままチャートを信じ、素直に売ったり買ったりするばいい。

ただ、チャートはほとんど動いていないのに、どうも嫌な予感がするといった第六感(シックスセンス)が働く場合があります。

特にトレード経験が豊富で、相場と対峙している時間が長いプロの場合は、この第六感が勝ち負けに大きく及ぼすことがあります。

こうした感覚=勘は、チャートを理解することから磨かれてくるので、これを「テクニ勘」と「インターバンク流FXデイトレ教本」では称しています。

つまりこれはテクニカル分析に裏打ちされた勘という意味であり、この手の勘を磨くためには、チャートをしっかりと理解する必要があります。

「テクニ勘」を身に付けるには?

小林芳彦

「テクニ勘」というのは、過去の取引をチャートという形で記憶していて、それがある時、ふと脳裏に浮かび、警報を鳴り響かせてくれることです。

そして、これが鋭いトレーダーこそが大きな相場展開の時にも、危険察知能力が働いて、大きな損失を被る前に逃げることができます。

「テクニ勘」はただの勘ではなく、膨大な過去のトレードをパターン認識化し、現実の相場が過去の相場のパターンと似ているかどうか?を頭の中で繰り返し、検証することで磨かれていきます。

つまりトレードは経験がものをいう世界です。

したがって、「テクニ勘」を磨くためには、相場の数をこなすしかありません。これこそが一番の近道になります。

そのためには、まずは相場と向き合う時間を多く作り、できるだけ相場と向き合い、チャートが語りかけてくる信号を見逃さないようにすることです。

そして、日々のトレードについて、トレードノートをつけるようにすることをオススメします。

すると、どのような相場の時に何を考えてどのようなポジションを作ったのか?という経験が積み重ねられ、いつでも振り返りができるようになります。

できれば、チャートのプリントアウトも残しておき、上手くいったトレードよりも、失敗したトレードの記録を取っておくことが一番大切です。

インターバンク流FXデイトレ教本:相手の立場を見ながらチャートを見る

長い時間、相場とチャートを見る

小林芳彦

チャートを読み取るには、コツがあります。

それは、なるべく多くの時間、チャートと相場を見ておくことです。

そして、その際には「相手の立場から相場を見る」ということです。

外国為替市場では、買った人と同じだけ売った人がいます。

したがって、為替レートが動きつつある中、いまの相場環境の中で、相手はどのような行動をしているのか?を考えることが大切です。

それは、今の相場の値動きによって、誰が喜んで、誰が苦しんでいるのか?ということをイメージしておくことです。

そしてこの先、どういう値動きをすればストップロスが出てくるのか?あるいは利食いが出てくるのか?ということを考える。

そこから、自分の参入レベルや利食いレベル、悪いは損切りレベルを決めておくことを心がけると、「相場の傾き」を上手く利用したままトレードができます。

相手の立場になって考える

小林芳彦

ポジションの傾きをイメージする際のポイントは、常に相手の立場から物事を考えることです。

例えば、自分がショートエントリーしたら、すぐにロングのポジションを持っている市場参加者の気持ちになって、市場の動きを見守る。

相手の気持ちになって市場を見ていると、自分のポジションだけを考えていたら分からないような相場のポイントが見えてきます。

自分がドルをショートしたら、その裏側にはドルをロングしている市場参加者が必ずいる。

このままドル安が進めば、ドルをショートにしている市場参加者には、利食いのチャンスが生じてくる。

当然どこで利食いすれば、「自分自身は最も満足するのだろうか?」という視点で、利食いのタイミングを図ろうとします。

一方で、ロングポジションを持っている人からすれば、何とかして、相場のキリがいいところで撤収したいと考えている。

したがって、キリのいいポイントを超えてさらにドル安が進むようであれば、「もうこれ以上は我慢できない」ということで、ドルのロングポジションを投げてくる。

すると、一気に相場は下がるので、ドルのショートポジションを持っている市場参加者からすれば、絶好の利食いのタイミングが生まれてきます。
ドル円の相場の傾向

ポイント:ドル円相場のデイトレ
東京市場のドル円相場は、「利食い35銭損切り40銭」が多い。

  • 30〜35銭の幅で利益が生じたら利食い
  • 40〜45銭の幅で損失が生じたら損切り

これを頭に入れてトレードすることがとっても有効的です。

ニューヨーク市場は予測しずらい

小林芳彦

ニューヨーク市場が開くと、今までのチャートが予測しずらくなります。

なぜなら、欧州に関する経済指標が発表されると、相場の動きが激しくなるからです。

ドル円の場合、米国の経済指標が値動きに大きな影響を与える。

一方で日本の経済指標は、レートに影響する部分は非常に少ない。

これはドルと円との力関係です。(ドルは世界の通貨の中で一番強い)

したがって、日本時間の夕方から始まる欧州市場や、日本時間の深夜帯がメインのニューヨーク市場は、反射神経頼みのトレードになりがちです。

  • ロンドン時間16時(日本時間)
  • ニューヨーク時間23時(日本時間)

については、ニューカットオプションや大口顧客の取引があり、チャートが荒れるのでエントリーしないようにしましょう。

インターバンク流FXデイトレ教本:オプション取引による特有の動き

オプション取引の基本

小林芳彦

オプション取引とは、ある投資対象を「あらかじめ決められた価格で売買するための権利を取引するもの」です。

例えば、現在ドル円のレートが「1ドル=80円」だったとします。

今ドルを普通に売れば、1ドル80円で売ることができます。

では、2ヶ月後にドルを売る必要があるとしましょう。

日本の輸出企業のように、製品を輸出した代金が2ヶ月後にドル建てで入金されてくる場合などが挙げられます。

ただ、実際に売却する時に「1ドル=75円」になっていたら、為替差損をすることになる…。

なので、輸出企業は当然、このような為替リスクを考慮しているため、オプション取引を必要とします。

そこで輸出企業は2ヶ月後にドルを80円で売る権利を前もって買っておき、2ヶ月後もまた同じレートでドルを売ることができる。

これがオプション取引です。
オプション取引の基本とは?

ポイント:オプション取引の基本

  • ドルを売る権利プットオプション
  • ドルを買う権利コールオプション

為替リスクを考慮し、前もってドルを売買する権利がオプション取引。

オプション取引はプレミアムという手数料を支払わなければならない。

まるで、掛け捨て保険のようなものです。

オプション取引は相場に影響する

小林芳彦

オプション取引は、巨額になるとマーケットに大きく影響してくる。

例えば、1ドル82円でドルを売れる権利を1億ドル分持っていると仮定します。

(プットオプションの買いなので手数料はすでに払っている)

1ドル=82円のプットオプションを持っているということは、将来1ドル82円のドル売りポジションを持てるということです。

もしも、今現在為替レートが1ドル=81円だとしたら、そこで1億ドル分のドルを買う。

この状態で1ドル=80円代まで下がったとします。

当然1ドル=81円のドル買いポジションは損失が出ますが、オプションを持っているため、1ドル82円で1億ドル分のドル売りポジションを作れる。

実質的には、1ドル81円で1億ドルの買い、1ドル82円で1億ドルの売りというポジションを作れるので、1億円幅の利益を確保することができます。

その結果、巨額の売りと買いが交差することになり、オプション取引の影響で、相場環境がグチャグチャになってしまうことがあります。

インターバンク流FXデイトレ教本:自分に合う取引スタイルを身に付ける

大きな目標は掲げてはいけない

収益目標を立てるということは、マネーマネジメントスキルの重要な要素になってきます。

ただ、あまりにも高い目標を掲げてしまうと、結果的に自滅につながってしまうので要注意です。

人生においては、目標を高く持つことは大切と言われるが、トレードの世界では必ずしも当てはまらない。

なぜなら、過大なリスクテイクを招き、結果としてリズムを崩してしまい、うまくいかないことに繋がるからです。

トレードスタイルは人それぞれ

よく損小利大、すなわち損失幅は小さく、利益は伸ばして大きくすることが大切と言われるが、それはトレードスタイルによります。

なぜなら、小さくても利食いを優先すれば勝率は高くなるのに対し、利益を大きくしようと待っていれば、損切りが増え勝率が低くなるからです。

一般的には勝率が高ければ損小利大でもトータルでは勝てますし、勝率が低くても、損小利大ならばトータルで勝てます。

ポイントは、多くのトレードを繰り返す中で、トータルで利益を残すということであり、性格や考え方、得意な方法も異なるということです。

結局最後は己を知ること

ポジションを取ってから、利食いで終われば勝ち。損切りで終われば負け。

このようにカウントするものとすると、ディーラーの中にも「7勝3敗」「6勝4敗」「5勝5敗」など、様々なスタイルの人がいます。

常に6割の勝率を維持できる人というのは、かなり優秀な部類に入ると「インターバンク流FXデイトレ教本」では書かれています。

また著書の小林氏は、

小林芳彦
  • 己を知るという観点からすると、基本的には謙虚に構えておいたほうがいい
  • 自分を厳しく律し、損切りを考えていくことが身を守っていくことに繋がる

と仰っています。

まとめ:インターバンク流FXデイトレ教本(要約)

いかがでしたでしょうか?

本記事では、小林芳彦 (こばやし よしひこ)さんの著書である「インターバンク流FXデイトレ教本」から、マーケットに対しての向き合い方について一部ご紹介しました。

では、改めて”まとめ”をお伝えします。
インターバンク流FXデイトレ教本

インターバンク流FXデイトレ教本

  • 他人の不安心理を利用する
  • 結局は金持ちが勝つ
  • レバレッジを下げて取引する
  • メタ認知で相場を観察する
  • 経験からくる「テクニ勘」を身に付ける
  • 長い時間相場とチャートをチェックする
  • トレードは経験がものをいう世界
  • オプション取引について
  • 大きな目標は掲げない
  • トレードスタイルは人それぞれ
  • 結局最後は己を知ること

「インターバンク流FXデイトレ教本」を読めば、トレーダーとしての基本的なチャートの心理を体型的に理解できます。

では最後に著者の小林氏の言葉をお届けします。

小林芳彦

結局のところ、相場の先行きがどうなるのか?などということは、誰にもわからない。

利益を最大限に伸ばすということは、難しいことです。

一方で、損失を最小限に抑えることは簡単です。

損失を最小限に抑えるための損切りは、あくまでも自分自身の決断で行うことができるので、とにかく機械的にポジションを切れば済む。

だとすれば、トレードにおいては、まずは損切りを徹底し、それをマネー・マネジメントとして身に付けていくことが非常に大切になります。

肝に銘じておきましょう。