『ドル円が動く時間とは?』人間の本能を読み解きプレミアムタイムをモノにしよう

  • ドル円が動く時間帯が知りたい!
  • チャンスのある時間帯ってあるの?
  • プレミアムタイムって一体何なの?

こんな風に、「為替をやっているけど、もっと合理的に取引したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。

特にFX取引は為替市場がオープンしている平日24時間取引が可能です。

とはいえ、24時間の中でもドル円が動く時間帯があるため、そこに狙いを定めてエントリーすることが結果を出す鍵になります。

そこで今回は、ドル円が動く時間帯を認識し、プレミアムタイムをモノにするためのハウツーについてお伝えします。

この記事を読めば、「人間の心理がチャートに反映される理由」「いかに時間帯を絞って取引することが大切なのか」を理解できます。

ドル円が動く時間!日本時間はレンジになることが多い

ドル円が動く時間として、日本時間はほとんどの通貨でレンジ相場(値幅が狭い相場)になりやすいです。

なぜなら、FXの市場を大きく動かしている人達は、アメリカ人やヨーロッパ人が大半を占めているからです。

そのため、日本時間ではあまり値動きがなく、外国時間で値幅が広くなるケースが多いです。

一方日本時間では値幅が狭く上下幅が小さく、オシレーターが効きます。なので、小さい利益を積み重ねることが可能です。

とはいえ、アメリカ時間になると急に値幅が広くなるため、アメリカ時間を知らずにトレードすると負ける確率が高まります。
ドル円が動く時間帯

ポイント

ドル円が動く時間帯を知りたいなら、必ず「ニューヨーク時間」「ロンドン時間」に気をつけるべき。

これはドル円以外の他の通貨ペアにも当てはまりまるので抑えておきましょう。

ドル円が動く時間帯を知るには、アメリカ人の1日の生活習慣を知る

アメリカの機関投資家と言われるトレーダー達は、一瞬で仕事が終わることが多いです。

ファンドでは、ファンドマネジャーがおり、その下に数名〜数十名程度のプレイヤーが存在し、これらの人達が大きく相場を動かしています。

なので、ファンドに勤めるアメリカ人トレーダー達の1日の習慣を読み取れれば、相場の動向を読み取りやすくなります。

ここでは、機関投資家達の1日の生活習慣が「どのようにチャートに反映されるのか?」詳しく解説します。

ニューヨーク時間の朝

ニューヨーク時間の8時頃、ファンドマネジャーが朝礼で、

  • 「今日は〇〇を買っておいて」
  • 「今日は〇〇を売っておいて」
  • 「今日はレンジだから見守ってて」

と朝一に指示を出し、部下のプレイヤー達は8〜9時頃に一斉に動き出します。

そのため、アメリカ市場がオープンすると、急にドル円が動き出す傾向がある。

ニューヨーク時間の昼

アメリカ時間の12時頃は、機関投資家達はランチを食べに行きます。

その時間帯は、日本時間のレンジ相場のように、数時間ほど値動きが小さくなる傾向があります。

なぜなら、ランチに夢中になっているため、相場をチェックしていないからです。

ニューヨーク時間の夕方

ニューヨーク時間の17時〜20時頃は、また値動きが激しくなる傾向があります。

なぜなら、仕事終わりに「〇〇やっといて」と指示が出て、その注文が入ってくるからです。

プレイヤー達の結果がよくなければ、1日のタスクを増やされ、仕事終わりの最後の大仕事というイメージです。
ドル円が動く時間帯

ポイント

アメリカ人やヨーロッパ人は、日本人と異なり、1日の仕事をさっさと終わらせてしまいます。

なので、ドル円が動く時間帯は、ニューヨーク市場がオープンしたタイミングが鍵になります。

また、オープン時間は「夏」と「冬」で異なるため、しっかりと理解しておくことが大切です。

ドル円が動く時間帯は「欧州時間」「ニューヨーク時間」

東京時間、欧州時間、ニューヨーク時間を理解しておけば、ドル円が動く時間帯を把握できます。

なぜなら、チャートは人間の心理が反映された心電図のようなものなので、人間の本能を知れば傾向が掴みやすいからです。

ここでは、「日本時間だと海外は何時なのか?」市場がオープンする時間帯とドル円が動きやすい時間帯をお伝えします。

東京時間

日本時間8時〜16時は「東京時間」と呼ばれています。

10時過ぎになると穏やかな価格推移になり、前日の高値・安値付近で反発しやすくなります。

ロンドン時間

日本時間16時〜翌2時(冬時間は17時~翌3時)は「ロンドン時間」と呼ばれています。

世界No.1の取引量を誇るロンドン市場が開き、欧州勢がどんどんマーケットに入ってきます。

日本時間16〜17時あたりは値動きが激しくなるので危険です。

ニューヨーク時間

日本時間21時〜翌6時(冬時間は22時~翌7時)は、「ニューヨーク時間」と呼ばれています。

22時30分に米国株式市場がオープンするので、値動きが激しくなる傾向があるので危険です。

とはいえ、この時間帯は為替市場ではトレンドが発生しやすいので、利益を得やすい時間帯です。

また、重要な米国経済の経済指標が発表されることも多いです。

  • 東京時間=8時〜16時(日本時間)
  • ロンドン時間=16時〜翌2時(日本時間)
  • ニューヨーク時間=21時〜翌6時(日本時間)

ドル円が動く時間帯

ポイント

ドル円が動く時間帯は、日本時間だと、

  • 16時〜翌2時(冬時間は17時~翌3時)
  • 21時〜翌6時(冬時間は22時~翌7時)

この2つの時間帯です。

特に米国株式市場がオープンする22時30分はチャンスです。

22時30分以降はトレーダーの活躍の場といっていいでしょう。

ドル円が動く時間帯でトレードで稼ぐ王道とは?

特にチャートの動きは人間の心理が影響しているので、日本人、アメリカ人の本能がチャートに如実に現れるため、理解しておけば相場の雰囲気を掴めます。

特に日本はレンジになりやす。一方で欧州・アメリカはトレンドが出やすい傾向がある。

なので、レンジであれば逆張り。トレンドが出やすい時間帯は、トレンドフォロー。順張りするのが王道。

  • 順張りというのは、上昇トレンドを狙うことを言います。
  • 逆張りというのは、下降トレンドを狙うことを言います。

とはいえ、これだけの判断材料でエントリーしてはいけませんが、このような戦略も取れるということを頭の片隅に入れておきましょう。

まとめ:ドル円が動く時間帯を狙ってエントリーしよう

いかがでしたでしょうか?

人間の心理がチャートに反映される理由や、いかに時間帯を絞って取引することが大切なのか?をお伝えさせて頂きました。

では改めて”まとめ”をお伝えします。
ドル円が動く時間帯とは?

まとめ:ドル円が動く時間帯

  • 日本時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の3つの大きな市場がある
  • ドル円が動く時間帯を掴むためには、アメリカ人の生活習慣を理解する
  • 日本時間はドル円はレンジ相場になりやすいのであまり効率的ではない
  • 市場の切り替わりでチャートが動くので時間帯を意識してトレードする
  • 夏時間・冬時間を意識する(冬時間は1時間伸びる)

これらのことを意識してトレードするだけでも、勝率が変わってくるはずです。

自分がやりやすい時間帯を選び、チャートから相手の心理を読み取るようにしましょう。

ただ、ロンドンとニューヨーク時間では、夏時間・冬時間があるので、忘れないようにしてください。